小野田大臣
【映像】小野田大臣「問題がなかったと報告を受けている」
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 6日の小野田紀美科学技術担当大臣の記者会見で、少女の性的人身売買事件で起訴され自殺した米国の富豪エプスタイン氏と、政府の「グローバル・スタートアップ・キャンパス構想」の運営委員を務める伊藤穣一氏との関係の調査をめぐり、質問が出た。

【映像】小野田大臣「問題がなかったと報告を受けている」

 記者が「グローバル・スタートアップ・キャンパス構想のアドバイザーを務めていた千葉工業大学学長の伊藤穣一氏に対する対応についてお伺いします。大臣は先日3日の記者会見では『政府としていわゆるエプスタイン文書の調査ですとか、伊藤氏の聞き取りを事務方に検討させている』と回答しました。一方で、昨日の予算委員会で鈴木副大臣の答弁として、一転して『政府としての調査はしない』という話がありました。政府としてのこうした方針転換の理由をお聞かせください」と質問。

 小野田大臣は「3月3日に伊藤氏が最近の報道等に関する声明を発表して、グローバル・スタートアップ・キャンパス構想に関するステアリング・コミッティ(運営委員会)の構成員について、当初の任務に目途がついたことから再任の考えがない旨が示されたところです」と状況を説明。

 続けて「私の『調査と聞き取りの検討をする』という指示は、声明の公表以前にしたものでありますが、様々な報道等に対し伊藤氏ご自身が声明で見解を整理し説明されているところであり、政府の会議の構成員としての立場で行われていない行動や発言については、一義的には構成員に本人が説明責任を果たすべきであると認識しておりまして、内閣府としてそれ以上の調査や聞き取り行う必要はないと考えております」と答えた。

 記者は続けて「当該事業については伊藤氏が関わってきたことで、海外からの協力の障害になったり、事業の進捗にも影響したという指摘もされています。伊藤氏が説明している退任予定ということもあると思うが、それでもやっぱりエプスタイン氏との交流関係を、伊藤氏の説明の声明内容だけではなく、政府として改めて調査する必要というのはないか。あわせて伊藤氏が事業に関わるようになった経緯や、アドバイザーとしての人選の妥当性、事業への影響についても検証する予定はありませんでしょうか」と質問。

 小野田大臣は「ステアリング・コミッティとしての、グローバル・スタートアップ・キャンパスの取り組み、関わりというのは、この報道があるなしに関わらず、常に事務方としては正しく行われているか、問題がないかというのはチェックしながら進めているところでございまして、これに対して問題があったという報告を受けておりません。なので、これ以上の調査をこちらとしてやるということは必要ないと判断しております」と答えた。

 記者はさらに「伊藤氏とエプスタイン氏との関わりについてというのも、伊藤氏は声明で説明はされていますけれども、事業というよりも、そこについてはどうでしょうか。改めて調査する必要性は?」と詰め寄った。

 これに対し小野田大臣は「その資料は、我が国政府としてコメントするものではないと思っておりますので、その事業として問題がなかったと報告を受けているので、それまでだと思っています」と調査を否定した。(ABEMA NEWS)

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