野球世界一を決めるWBCが5日に開幕しました。
松坂大輔さん
「初日の第1試合から緊迫したゲームになりましたね」
侍ジャパンがいるのは、東京で1次ラウンドが行われるプールCです。
日本は6日に初戦を迎えますが、相手は世界ランキング2位の台湾となっています。
その台湾は5日にオーストラリアとの開幕ゲームに挑みましたが、苦戦を強いられる展開となりました。
プレミア12王者vs前回ベスト8
平日の昼間にもかかわらず、台湾のファンを中心に4万人を超える観客が詰めかけました。
プレミア12の王者・台湾の先発は徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)。ソフトバンクと3年15億円で契約を交わした逸材です。
チェンジアップで三振を奪うなど、4回まで無失点に抑えます。
一方、打線は5回までわずかヒット1本とオーストラリアを打ち崩せません。
台湾はピッチャーを代えた5回。ランナーを背負うと、前回大会ベスト8のオーストラリア・パーキンス選手に先制のツーランホームランを許します。
さらに7回、おととしのメジャー全体ドラフト1位・バザーナ選手(23)に、またもやホームランを打たれます。
台湾はオーストラリアに0対3で敗れ、6日の日本戦を前に痛い黒星スタートとなりました。
注目ポイントは台湾の投手
6日の日本戦に全力を注ぐしかなくなった台湾。ファンもより一層、熱が入っています。
台湾はプレミア12の決勝で日本を破り、世界一に輝いた難敵です。
中でも投手陣は、16人中9人が日米でプレーする未来のスター候補たちです。
台湾メディアも自信をのぞかせています。
「(Q.台湾はどんなチーム?)とても良いピッチャーがそろいました。台湾は日本について研究してきたので、対戦前に対策を練ってくると思います」
そして、気になる先発ピッチャーは、マイナー経験もある鄭浩キン(テイ・コウキン)投手(28)です。
さらに、要注意なピッチャーがいます。ダイヤモンドバックス3Aの林イクビン(リン・イクビン)投手(22)です。
松坂さん
「林投手はおととしのプレミア12決勝でも4回無失点と、150キロ超えるストレートとキレキレのスライダーが武器です。適度に荒れるイメージがあるので、打者は打ちづらそうです」
その林投手に聞きました。
「日本には大谷翔平や山本由伸と良い選手が多くいますが、全力で臨みます。大谷に対しては、最も自信があるスライダーで打ち取りたい。日本はWBCの前回王者なので、自分の力を試してみたいです」
日本の予告先発は山本由伸
そして、台湾との初戦を6日に控えた侍ジャパンは前日練習を行いました。
一部非公開でサインプレーなども最終確認したようです。
6日に先発予定の山本由伸投手(27)はカメラの前に姿を見せませんでしたが、井端弘和監督はこう話しました。
「山本由伸本来のピッチングをしてもらえればいいと思いますし、日本に勢いを与えてくれるピッチングを期待したいと思います」
出場国際大会全優勝の山本
いよいよ6日、日本は初戦の台湾戦に挑みますが、開幕投手が発表されました。山本投手です。
勢いをつけていってほしいと思いますが、日本の強化試合での実戦を踏まないまま、本番に行くというのは感覚的にはどうなんでしょうか?
松坂さん
「アメリカでのオープン戦から中5日という間隔が空いていて、これはペースとしてはいいんじゃないかと思います。どんな内容でもいいので、とにかくチームの勝ちにつなげるピッチングを期待しています」
ちなみに、こんなデータがあります。山本投手は出場した国際大会すべて優勝しています。
山本投手だけではありませんが、2019年のプレミア12、2021年の東京オリンピック、また前回のWBCで優勝とうれしいデータがあります。
国際大会に強いピッチングを頼れるエースに期待したいですね。
「初戦は独特な緊張感」
そして日本と同じプールC。韓国がチェコと対戦して、11対4で韓国が勝利しました。ムン・ホギョン選手(25)の満塁ホームランなどで、韓国が打ち勝ちました。
ここでプールCの現時点の成績を見ていくと、オーストラリアと韓国が1勝。台湾とチェコが1敗となっています。
プールCの5チームのうち上位2チームがマイアミで行われる準々決勝に進出できます。
3年前を振り返ると、その時は日本が4勝0敗で全勝、オーストラリアが3勝1敗で準々決勝に進んでいました。
そうなると、5日に負けた台湾にとっては、6日は何がなんでも日本戦に勝つぞという気持ちだと思います。
松坂さん
「2敗だと準々決勝に進むのがかなり厳しくなると思うので。絶対、台湾は負けたくないですし、6日は総力戦でくると思います」
日本にとっては初戦という「硬さ」もあると思いますが、台湾は2戦目で、その点は台湾のほうにアドバンテージがある心配があります。
松坂さん
「僕もそう思います。アマチュアでもプロでも、何ならオープン戦でも初戦というのは独特な緊張感があるので。侍ジャパンでもそれはあると思います」
頼れるエースに頑張ってほしいところです。
(2026年3月5日放送分より)
