9日の衆議院予算委員会で、共産党の田村智子委員長が、アメリカによるイラン攻撃について、来週予定されている日米首脳会談で「中止を求めるべきでは」と追及した。
【映像】田村委員長「アメリカの軍事行動へのいっさいの協力を拒否すべき」
田村委員長は冒頭「アメリカとイスラエルはイランでの大規模な攻撃を続け、子どもを含む民間人が多く犠牲となっています。この無法な戦争のさなかに日米首脳会談が行われることになるでしょう。2日の予算委員会で総理はアメリカとイスラエルをひと言も批判をしませんでしたが、しかし私の『このイラン攻撃は国連憲章違反ではないのか』という、この指摘を否定することはできませんでした」と述べた。
そのうえで「日米首脳会談でトランプ大統領にイランへの攻撃の中止を求めるべきではないのか。そしてイラン攻撃に関わって日本に協力を要請された場合、アメリカの軍事行動へのいっさいの協力を拒否すべきではないのか。総理お答えください」と質問した。
高市総理は「きたる日米首脳会談においてはイラン問題をはじめとする中東情勢や、厳しさを増す国際情勢についても、我が国の立場や考えを伝えるとともにじっくりと議論を深めてまいりたいと思っております」と述べた。
続けて「同盟国である米国との間での緊密な意思疎通というのは極めて重要でございますから、日頃からあらゆるレベルでやり取りを行っています。そのうえで立場の伝達や働きかけについては、対外的な発信だけではなく2国間で外交上の意思疎通などさまざまな形があると考えますけれども、我が国としては米国との間でさまざまな国際情勢について、最も適切と思われる形で意思疎通を行ってきておりますので、今後もそのようにしていきたいと考えております」と述べた。
これに対し田村委員長は「私が求めたことに対する答弁にはなってないんですよね」と不満を述べたうえで、「いかなる理由があろうとも先制攻撃で国家元首を殺害する、あるいは病院や学校を攻撃する。これどこから見ても国連憲章、国際法違反。明らかなんですよ。平和な国際秩序を壊すなと求めることは、私は日本の平和を守る上でも不可欠なことだと思います」とした。
続けて「そして日本には国際紛争の解決を武力によって行ってはならないという憲法9条があります。こうした立場でアメリカに対して物を言わなければならない。その姿勢が全くない。私はね、これはね主権国家と言えるのかという事態だと思います」と主張して次の質問に移った。(ABEMA NEWS)
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