
日本三大ラーメンの一つとされる福島県の「喜多方ラーメン」。観光客のおよそ7割が食べるというご当地ラーメンが今、ある問題に直面しています。
【画像】ラーメン作りの修行をしている移住者「伝統を守りつつ新しいラーメンを」
120→90店舗ほどに減少
福島県喜多方市のラーメン店「坂内食堂」。午前7時のオープンにもかかわらず、長い列ができています。寒い朝に並んでも食べたい、そのお味は…。
秋田から
「さっぱりしていて、めっちゃおいしいです。チャーシューも軟らかいと思ったら、程よくしまっておいしい。きょうから福島の旅をするんですけど、一番最初はここにしました」
長崎から
「おいしいです。結構あっさりめですね。朝食べても全然重くない感じで、どんどん食べられます」
あっさりとした塩ベースの透き通ったスープに、水分の比率を高めたモチモチのちぢれ麺が、食欲をそそります。
喜多方ラーメンは1980年代、朝からラーメンを食べる「朝ラー」ブームを巻き起こしました。
最盛期には市内に120店舗ほどありましたが、現在は90店舗ほどに減少。
坂内食堂
3代目 坂内章史さん
「喜多方ラーメンの始まりといわれる『源来軒』さんも辞められてしまった。人手不足が深刻だなとすごい感じます」
市の調査では、「将来的に廃業を検討している」あるいは、「事業承継についてまだ決めていない」と回答したラーメン店が半数以上に上っています。
喜多方市 東海林和宏喜多方ラーメン課長
「(店を)家族以外の人に渡してつないでいくという体制がなかなかできていないのかなと。地元の食堂でお客さんに出していたのが基本になっていますので、年とって終わってしまえば、店も畳むというところも多いのかもしれません」
栃木からの移住者 ラーメン作り修行
そんな中、県外から移住し、ラーメン作りの修行をしている若い世代がいます。
栃木から移住 星智也さん(36)
「経験として貴重な体験をさせていただいています」
星さんは2023年8月、市の「地域おこし協力隊制度」で栃木県から移住してきました。自動車を開発する仕事に就いていましたが、社会に直接貢献できる仕事をしたいと思い立ち、現在は地元の店を巡り、ラーメン作りの技術を学んでいます。
3年間の任期を終えた後、市内にラーメン店を出す予定です。
「伝統を守りつつ新しいラーメンというのを自分なりに追求していきたいと思っています」
(2026年3月10日放送分より)
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