10日の衆議院財務金融委員会で、中道改革連合の岡本三成議員が「国民会議」や2年間の食料品消費税ゼロの問題について質問した。
岡本議員は「ちょっと違和感がありますのは、これまで『国民会議』と言われていた会議の名前が先日突然『社会保障国民会議』に変わっております。もともと議論するのも給付付き税額控除と言っていたが、選挙の後に急に食料品の消費税2年間ゼロが入ってきた。最近はなんと社会保障の負担と給付の議論をすると。給付と負担ということは増税もここで議論していくんでしょうか。この国民会議の中身がちょっとよくわからなくなってきました。何を議論するところなのか、どこまでが守備範囲なのか」と質問。
片山さつき財務大臣は「この社会保障国民会議においては、まずは改革の本丸である給付付き税額控除と、その実施までの2年間に限ったつなぎである食料品の消費税率ゼロの2つの課題につき、同時並行で議論を進めて、その両者について本年の夏前を目途に中間取りまとめを行うこととされている。その上で給付付き税額控除の議論を進める過程で明らかとなった社会保障制度の課題等について改めて調整の上、協議を継続することとされております」と答えた。
続けて「具体的な議論や内容の進め方については、さまざまな議論を踏まえつつも、参加政党の皆様ともよく相談をしていくものと考えています。ですからまだあまり強く確定してないこともあるかと思いますが、御党の意見もしっかり当然と斟酌していかれるものと思っております」と述べた。
これを受けて岡本議員は「大臣のお話の中で『いろいろなことを今後議論していく可能性がある』ということでお伺いしましたが、もともとの出発点からはかなり守備範囲も広く、何なら社会保障とともに負担増も議論するみたいなことになっていますので、そういう趣旨ではなかったということは確認させていただきたい」と述べた。
そして「大臣ご自身が『改革の本丸である給付付き税額控除』とおっしゃいましたが、少なくとも昨年『改革の本丸』ということは聞いたことがありません。本丸というのは高市総理の本丸でしょうか。政権の本丸でしょうか。自民党の本丸でしょうか。与党の本丸でしょうか。どこの本丸なんでしょうか?」と問いただした。
これに片山大臣は「高市総理はいろいろな機会を通じて、改革のカギカッコつき本丸である、カギカッコつき給付付き税額控除と、その実施までの2年間に限ったカギカッコつなぎである、カギカッコ食料品の消費税率ゼロということで、ご発言を再三されているわけでございまして、このように承知をしております」と手でカギカッコの形を作りながら、カギカッコを4回連発して答えた。
※そのまま文字にするとわかりにくいが、改革の「本丸」である「給付付き税額控除」と、その実施までの2年間に限った「つなぎ」である「食料品の消費税ゼロ」、と言っている。
片山大臣は続けて「この給付付き税額控除は税・社会保険料を含めた給付と負担の全体像を把握した上で、中低所得者の方々の負担を集中的に軽減して、所得に応じて手取りが増えるようにするという趣旨のものでございまして、先の衆院選の自民党の公約においてもその制度設計を進めるという旨が記載されております。総理が述べられているとおり、この給付付き税額控除の制度設計を含む持続可能な社会保障制度の構築というのは、党派を超えて日本の英知を結集して取り組むべき急務でありまして、政府としては最重要の課題の1つであるという意味で『本丸』として議論を進める必要があると考えております」と述べた。(ABEMA NEWS)
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