女子学校攻撃は誤爆?新映像でトランプ会見を徹底検証

女子学校攻撃は誤爆?新映像でトランプ会見を徹底検証
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 イランの女子学校で児童ら少なくとも175人が亡くなった攻撃に関連し、新たに映像が公開されました。この映像から、これまでの説明に矛盾が見えてきたトランプ大統領。日本時間の10日朝行われた会見を徹底検証します。

【画像】学校攻撃で飛来してきたミサイル 複数のメディアでトマホーク・ミサイルだと特定

トランプ大統領が会見

 新たな被害は、建設途中の現場でありました。エスカレーターが大きくひしゃげていて、地面にはガラスが散乱してしまっています。そして側面のパネルも大きくはがれていて、大きな穴が複数空いているのが確認できます。

ミサイル攻撃の瞬間
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 イランからのミサイル攻撃です。その瞬間を防犯カメラが捉えていました。

 この攻撃で1人が死亡し、イスラエル側の死者は13人に増えました。

 攻撃を開始して10日。

トランプ大統領
「みなさん、こんにちは。ありがとう」

 会見は自画自賛から始まりました。

トランプ大統領
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「アメリカ軍とイスラエル軍は『壮絶な怒り』作戦を順調に進めた。イランのあらゆる戦力は壊滅させた。海軍はほぼすべてが海の底に沈んだ」

攻撃いつまで?

 では、いつまで攻撃を続けるのでしょうか。

「すぐに終わる」
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トランプ大統領
「我々は圧倒的に勝利している。予定は大幅に前倒ししている。作戦に参加できたことは誇りだ。そしてすぐに終わるだろう」

 トランプ大統領の見通しは「すぐに終わる」。ただ、アメリカ軍とともにイランを攻撃しているイスラエル軍の参謀総長は、戦争が長期化する可能性を警告しています。

イスラエル軍 ザミール参謀総長
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イスラエル軍 ザミール参謀総長
「イスラエルはすでに2年間緊急事態が続いているが、今忍耐と根気を示す必要がある。時間はかかるだろう。覚悟をしておかなければならない」

 さらに、CNNが取材したイランの最高指導者の外交政策顧問も、長期戦に備えているとしています。

CNN プライトゲン特派員
「アメリカはイランの戦力を大幅にそいだと言っている。どれだけ続けられる?」

イラン最高指導者事務局
外交政策顧問 カマル・ハラジ氏

「それはアメリカが流しているニセ情報の一つだ。ご覧の通りイラン軍は非常に強い。士気も高く、必要な兵器はイランでつくられているからだ。実際、我々は兵器を他国に頼っていない」

 当面は外交交渉の余地もないとしました。

「トランプは他人をだまし、約束を守ってこなかった。私たちは2回の交渉でこれを経験している。交渉中に攻撃をされた」

 去年と今回。アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃は、どちらもイランがアメリカと核問題で交渉をしている最中に行われました。

イラン最高指導者事務局 外交政策顧問 カマル・ハラジ氏
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カマル・ハラジ氏
「重要なのはゲームを終わらせることだ。我々には続ける準備がある」

プライトゲン特派員
「ゲームの終わりは?」

カマル・ハラジ氏
「ゲームの終わりとは、アメリカとイスラエルが、作戦がうまくいっていないと理解し、イランへの攻撃をやめることだ」

今後の作戦は?

 アメリカは、今後の作戦をどうするのでしょうか。

今後の作戦は?
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トランプ大統領
「我々は、イランのドローンとミサイルを標的とし続けている。ドローンを大幅に減らした。ドローンの製造施設もきょうから攻撃を受けている。製造施設はすべて把握していて、次々と攻撃している」

 イランは、複数の地下施設に大量のミサイル、大量のドローンなどを保管しているとみられます。

イラン製のドローン「シャヘド」
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 このイラン製のドローン「シャヘド」は、ロシアによるウクライナ侵攻でも大量に使われています。

 ニューヨーク・タイムズによると、製造コストは1機あたり数100万円。対して迎撃に使われるパトリオット・ミサイルは1発あたり数億円です。

「我々はドローンやミサイルの製造施設を、誰もが想像できなかった速さで破壊している」

学校攻撃 誰が?

 アメリカとイスラエルによる攻撃開始の初日、イラン南部では女子学校が攻撃を受け、少なくとも児童ら175人が死亡しました。

児童の父親
「まだ10歳だったんだ。どうしてこんなことに。どこを探しても見つからないんだ」

 トランプ大統領の会見では、この問題についても。

「Q.米のトマホークが女子学校を破壊した可能性が高い。責任は?」

 学校への攻撃について、トランプ大統領は、何の証拠も示さず「イランの仕業」だと話していました。

学校への攻撃について
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トランプ大統領
「私の意見では、やったのはイランだ。イランの兵器は非常に不正確だ。精度が低い。やったのはイランだ」(7日)

複数のメディアでトマホーク・ミサイルだと特定
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 学校攻撃の瞬間の新たな映像です。飛来してきたこのミサイル。ニューヨーク・タイムズなど複数のアメリカ・メディアは、トマホーク・ミサイルだと特定しています。

 このミサイルが直撃したのは、イラン・イスラム革命防衛隊の海軍施設。そしてその横、すでに攻撃を受けているのが女子学校です。

 トマホーク・ミサイルは、アメリカが開発した精密誘導兵器です。

衛星画像
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 攻撃現場を衛星画像で確認すると、海軍施設の建物、少なくとも6棟、そして女子学校が正確に破壊されているようです。

トランプ大統領
「トマホークは最も強力な兵器の1つ。外国に売られて使われている。イラン、他の国であれトマホークを保有している。トマホークはとても一般的な兵器。他の国にも販売されている。この件(女子学校)については現在も調査中だ」

 トマホークを保有しているのは、アメリカのほかにはイギリスとオランダとオーストラリア。イランはもちろん、イスラエルも保有していません。

後継者は?

 戦争は「すぐに終わる」というトランプ大統領の発言。専門家はどう見たのでしょうか。

上智大学 前嶋和弘教授
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上智大学 前嶋和弘教授
「本音は早くもうすぐ終わらせたい。もうすぐ終わるではなく、もうすぐ終わらせたい。思ったよりもこの戦争が長引きそうだと、トランプ大統領の頭にある。最終的に地上軍を送る可能性がある。何年かかるか分からない戦争になるかもしれない。一方で、原油価格をみてもこれだけ混乱している。株価も困っている。大統領として自分が起こした戦争で、世の中がおかしくなるという印象を、支持層に持たせたくない」

 イランの最高指導者だったハメネイ師は殺害されましたが、後を継いだのは、“より強硬”ともみられる次男です。

 新しい最高指導者モジタバ師についてトランプ大統領は。

新しい最高指導者モジタバ師について
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「(Q.彼のことも排除するのか?)新しい指導者のことか?息子のことか?あまり言いたくないが、がっかりしている。イランにとっては同じ問題が続くことになるだけだろう。あの選択にはがっかりしている」

「強硬派のままでいると思う」
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前嶋教授
「トランプ大統領は、ベネズエラでマドゥロ大統領を排除した後に、ロドリゲス暫定大統領が入ってきて、ロドリゲス氏との関係をうまくすることによって、混乱状況も収まっている。ベネズエラの成功体験をイランにもとトランプ大統領の頭にあったが、お門違いだったと見える。(モジタバ師の)父だけでなく母や家族も亡くなっている。個人的にも怒りが大きくなっている、アメリカに対して。強硬派のままでいると思う」

(2026年3月10日放送分より)

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