
NTTドコモが25年ほどにわたり提供していた3Gのサービスが今月で完全に終了します。3Gは主にガラケーと呼ばれる携帯電話で使われているサービスで、今でも数十万人が契約しています。終了すると一体どういった影響が考えられるのか調べました。
3G終了 ガラケーどうなる?
11日、ドコモショップの入口に置かれていたお知らせ。
「FOMA・iモード終了まで残り21日」
2001年からNTTドコモが提供してきた携帯電話の3G回線。「ガラケー」の愛称で知られる携帯電話などで使われていますが、今月いっぱいで終了します。
4Gや5Gが普及し利用者が減少。電波を有効活用し、通信品質を高めるための措置で、3G対応の端末は4月1日で自動解約、電話もメールも一切使えなくなります。
「ガラケー」として親しまれてきた3G端末。2000年代には、街行く人の多くがガラケーを手にし、携帯でインターネットができる「iモード」が一世を風靡しました。
iモード使っていた(40代)
「絵文字とか、メール送る時に使ってました。ニコニコとか、星マークとか色々使ってました」
3G回線の個人回線の契約者は現在、およそ35万人(11日時点)。切り替えを見据え、大手各社が顧客の獲得競争に乗り出しています。
ソフトバンク 宮川潤一社長
「いただけるものはいただきたい」
ソフトバンクやKDDIは、3Gからの乗り換えで一部機種が「0円」や「1円」となる、乗り換えプランを展開。
NTTドコモ
「ドコモは3G利用者の移行の壁は端末価格だけではないとしています。料金や操作の不安、家族サポートなど多面的に対応し、総合的に移行を促したい考えです」
ドコモでは初めてスマホを使用する人向けのプランなど、さまざまな特典を導入しています。
ドコモショップスタッフ
「(買い替えに訪れる人は)かなり増えています。終了間際になると店舗が込み合うので、なるべく早めにご来店下さい」
影響は自販機にも…
3G終了による影響は、携帯だけではありません。
全国たばこ販売共同組合連合会
「通信回線のサービス終了のため、taspoを終了することといたしました」
たばこ自販機で使われてきた成人識別カード「taspo」も、3Gの通信回線を使用していたため、今月末でサービスを終了します。
こちらのお店は、たばこ自販機を撤去することを決めました。
たばこ屋店主
「タスポがなくなるから機械(自販機)が使えないの。撤去に3万3000円」
取り付け業者によると、マイナンバーなど新たな識別に対応する機械を設置するためには数十万円かかるうえ、注文が殺到しているため、現在依頼しても夏ごろまで設置できないといいます。
思い出ガラケーどうすれば
通信の一時代を担った3Gの終焉。街では思い出の詰まったガラケーが家に何台も残っているという声が多く聞かれました。
50代男性
「3、4台あるんじゃないですかね」
最近3Gから買い替えた(70代)
「3つぐらいあるかな、古いのが。どこに持って行けばいいんですか」
処分の方法が分からないという声もありますが、こちらの女性は。
現在はスマホ利用(60代)
「2009年から2年くらい使いました。好きなポイントは紺色・スリム」
お気に入りの携帯を手放さず、記念に残していました。
現在はスマホ利用(60代)
「最後に買った携帯は欲しかったデザインだったので、今でも取ってあります。ただ使えるかどうかは分からない。愛着ですね」
家に眠る多くの3G携帯。専門家は注意が必要だといいます。
携帯ジャーナリスト 石川温氏
「バッテリーが膨らんだりすると、電源が入らなくなることが予想される。バッテリーが膨らんでしまって入らない状態ですと、自分でデータを取り出すのはかなり難しいと思います」
昔の機種は代わりのバッテリーがないことが多いため、大切なデータは早めに移行しておくことが大切だといいます。
ドコモでは、ショップで古いガラケーを回収していて、リサイクルするためにも、ショップに持ち込んでほしいと呼び掛けています。
(2026年3月12日放送分より)
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