
中東情勢の悪化によるガソリン価格の急騰は、週末の行楽地も直撃しました。これから繁忙期を迎える人たちの死活問題ともなっています。
【画像】ガソリン急騰の影響 週末は渋滞することが多いアクアラインも…
ガソリン急騰 行楽地直撃
今月はじめ、都内で130円台まで下がったガソリン価格ですが、わずかな間に210円を超えるところも出てくる事態に。
この週末、その影響が出始めている場所がありました。
週末は渋滞することが多いアクアラインですが、スムーズに車が進んでいました。
3月が最も客数が多いという、千葉県の「市原ぞうの国」。都心から車で行ける距離感が、逆に“あだ”となりました。
市原ぞうの国 佐々木麻衣副園長
「少し予想していたが、土曜日は先週よりも少し(客数が)落ちていて。週を追うごとに客が増える時期なので、不安になる」
中には、こんな客もいました。
佐々木副園長
「小湊鉄道を使っている方が多い」
最寄り駅から動物園までの無料の送迎バスに、15日は普段の倍以上の予約があったと言います。
交通費UPせざるを得ない状況に
近くにある「道の駅」では…。
イベントに使う太鼓も運ぶには車4台が必要です。
イベント担当者
「12日に(ガソリンを)入れたが、やばかった。いきなり30円、40円上がっていた。1回に400円くらい違う」
今後はガソリンを節約するために、車のエアコンをなるべく控えるといいます。
車で来ることが大前提の「道の駅」。担当者は、次のように話します。
道の駅 あずの里いちはら 金谷優施設長
「従業員が車で来るので、ガソリン代が上がると交通費もアップせざるを得ない状況になるのかなと」
仮に通勤のための交通費を1人月1000円増やせば、従業員30人分で3万円の負担増になります。
金谷施設長
「年間の経費としては、かなり大きな数字になる。(対策は)値上げしかない」
引っ越し業者「死活問題」
ガソリン価格の高騰が「死活問題」となっているのが、まさに繁忙期を迎えている引っ越し業者です。
トラック運転手
「長野まで行ってきます。だいたい片道3時間くらい」
こちらの会社は北は青森県から南は兵庫県まで、およそ45台のトラックが日々、引っ越しの荷物を運んでいます。
1カ月に使用する軽油の量は、1万5000リットルにも上ります。
スター引越センター 山本恒夫代表
「(1リットルあたり)70円、80円上がると、80万円、100万円上がる」
しかし引っ越しは、あらかじめ見積もりを出すため、後から料金を変更することが難しくなっています。
山本代表
「『燃料が上がってるから追加料金がかかる』と伝えられない。価格に転嫁するというのは難しい状況」
すでに契約している3月の予約は、およそ1500件。これから新規で入る依頼には、値上げ価格を適用することも検討しています。
山本代表
「コストに見合った料金を出さないと利益が出ない。客に理解してもらい値上げしていくしかない」
(2026年3月16日放送分より)
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