16日、参議院予算委員会において、イラン情勢と日本の国益について議論がなされた。
立憲民主党の広田一議員は「総理、法の支配をこれからも守っていく、これは日本の国益なんでしょうか?」と質問。
これに高市総理は「高市内閣の外交の柱はFOIP(自由で開かれたインド太平洋)でございます。これは自由・民主主義・法の支配を柱として、できるだけ同志国を広げていく取り組みでございます」と回答した。
広田議員は「つまり(法の支配をこれからも守っていくことは日本の)国益だということですね?」と確認し、高市総理は「共通の価値観を持つ仲間を増やしていくということが、ひいてはインド太平洋地域の安定にもつながり、平和にもつながっていく。まさに我が国の国益だと考えております」と答えた。
さらに広田議員が「国益ということであれば、今回のこの米国の武力行使についても法的な評価、しなければいけないのではないでしょうか?」と質問すると、議場内に「そうだ!」という同調の声が響いた。
ここで藤川政人委員長は高市総理ではなく茂木敏充外務大臣を指名。議場では女性議員の声で、「いや、違うでしょ、総理でしょ」とうヤジが飛んだ。
議場がざわつく中、茂木外務大臣は「総理の方から国益、直接的に言えば、国民の生命、財産を守り、また直近で言いますと、エネルギーの安定供給を確保することによって日本経済、さらには家計を守っていくということになると思います。国益は非常に広い概念で言いますと、そういった平和で安定した国際秩序を作っていくと。そのために、自由・民主主義・法の支配、こういったものをインド太平洋地域、さらには世界全体に広げていくことも結果的には日本の国益につながるものであると考えております」と回答した。
広田議員は茂木外務大臣の答弁を受けての高市総理の考えを求めたが、ここで“事件”が起きる。
これまでの一連のやり取りと進行に不満を抱いたのか、女性議員から「時間をムダに使うな!」というヤジが議場内に飛んだのだ。
だが、すぐさまこのヤジに対して、男性の声で「片道方式(質問時間だけカウントされ、答弁時間はカウントされない参議院における方式)ですので」という“ツッコミ”がなされ、さらに、藤川委員長による「不必要な発言は控えて」という注意もなされた。
この一連のやり取りで高市総理と片山さつき財務大臣は笑顔に。その後、高市総理は「今、外務大臣から説明がございました。総理として違う答弁をするつもりはございませんので。同じだと考えてください」と回答。
広田議員は「閣内一致ということで理解をしたところでございますけれども、しっかりとこういったことについても米国にきっちりとご主張してもらいたいと思うところでございます」と述べて次の質問に移った。
(ABEMA NEWS)

