「武家社会は夫婦別姓。日本古来の伝統だというなら夫婦別姓では」蓮舫議員に問われた高市総理の答えは 蓮舫氏「両親は国際結婚だが名字違っても違和感ない」

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立憲・蓮舫議員
【映像】蓮舫氏「私は家族的におかしいんですか?」(実際の様子)
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 16日の参議院予算委員会で、立憲民主党の蓮舫議員が、選択的夫婦別姓について質問した。

【映像】蓮舫氏「私は家族的におかしいんですか?」(実際の様子)

 蓮舫議員は高市早苗総理に「戸籍による家族の一体感とは何ですか」と質問。高市総理は「戸籍において夫婦親子が同氏であるということでございます」と答えた。

 これに対し蓮舫議員は「律令時代や武家社会において氏が持てる身分の人たちは、それは血統の呼称でした。だから夫婦別姓でした。江戸時代庶民は氏を持っていません。明治になって徴兵名簿管理等の必要性があって国民皆、氏を持つようになりました。でもその時もまだ夫婦別姓でした。夫婦同氏になったのは明治31年、家制度が入ってからです。日本古来の伝統だというのであれば夫婦別姓の方が伝統ではないですか」と問いただし、議場からは「そうだ!」の声もあがった。

 高市総理は「現在は現在の戸籍制度に基づいて行政は運営されております。あくまでも私たちが今進めたいと思っているのは、すでに旧氏の婚姻前の氏の通称使用が拡大している中で、それを十分に使えないと、先ほど金融機関の話もされましたよ。でもそういったことを解消していこうと。だから国の行政機関は今かなり単記もしくは併記で対応できるようになってます」とし、「現在すでに旧氏、婚姻前の氏を通称として社会生活で使っておられる方の利便性を高めるというのが私どもの目指してる方向でございます。選択的夫婦別氏、いわゆる戸籍も夫婦そして親子どちらかが別の氏になるということを目指すものとは全く切り分けて考えております」と答えた。

 蓮舫議員は「総理はね、この氏の安定性から家族同姓を守る、そこで通称使用の拡大、とおっしゃられるんですが、通称使用が定着すれば日常生活や公私ともに夫婦の名字が違う社会、通称を使う者と子どもの名字も違う社会になりますね。氏が一緒なのは戸籍だけということになるんですよ極論すれば。それは家族の一体感なんですか」と再度質問。

 高市総理は「過去に私が執筆したものなどお読みいただいたかと思いますが、私が今家族の一体感ということにこだわっているものではございません。家族の一体感ということよりも、その戸籍上、夫婦親子同氏、私もそれを経験しました。社会生活の場では高市でした。戸籍では山本でございました。でもその場合、家に山本早苗さまで手紙が届いても、それは戸籍上の私の名前ですから一切不快感も感じることなく、そして外に出たら高市さんだよね。それで何ら混乱が生じたことはございません。身分証明も併記で行われていたということでございました。ただ対応できてない事業者がいると。すべて社会の公私の団体にそれが徹底されてないという不便を解消するために、これまで政府は累次の取り組みを進めてきた。これをもっと徹底しようということでございます」と答えた。

 これに対し蓮舫議員は「夫婦親子同氏にこだわっておられるんですが、私の両親は国際結婚です。私、国籍選択宣言で日本国籍を持ってるんですけれども、小さい頃から父と母の名字が違う、私と父は同じ名字、それに対して違和感もなければ、友達や学校やいろんな大人の人たちからそれはおかしいと指摘されたことは1回もありませんでした。学生時代に父の台湾姓から母の日本姓になりました。そのときも誰からも家族の一体感がないね、親子の氏が違ってかわいそうだねと言われたこともありません。私は両親を尊敬しているし、両親は私に愛情を持って育ててくれました。親子の、夫婦の、氏が違う、私は家族的におかしいんですか?」と質問。

 高市総理は「これまで2回にわたって法制審の答申を受けて選択的夫婦別氏制度の導入に向けてですね、法律案が用意された。1回は平成8年。1回は平成22年まさに民主党政権のときでした。その政権の間になぜそれが実現しなかったのかということも考えますと、やはりこれは国民の皆様の間で大きく意見が分かれていることである、そういったことからだったと思います」と答えた。

 続けて「最近の世論調査見ますとやはり現行制度の維持、それから旧氏の通称使用の拡大法制化、これを足し合わせますと圧倒的に数が多いということで、旧氏の通称使用の拡大法制化、これを選択する方の割合も高くなる傾向がございます。ですからまずは今も使っていらっしゃる方、でこれから結婚しても旧氏を通称で使いたいと思われる方を便利にするということに取り組みたいと思います。選択的夫婦別氏制度の導入とは全く別物であるということでございます」と主張した。

 この指摘に蓮舫議員は「民主党政権時に実現しなかったのは衆参がねじれたからです。法案が通らなかったんです。非常に悔しかったです。しかも去年、28年ぶりにようやく選択的夫婦別姓、野党が出した法案が審議入りしたんですが今年の総理の解散によって廃案になりました。非常に私は悔しいと思っています」と述べた。(ABEMA NEWS)

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