
16日に撮影されたホルムズ海峡の映像。今も多くのタンカーが停泊を余儀なくされています。こうしたなか、アメリカは各国に支援を要請。日本は応じるのでしょうか。
日本どうする?迫る首脳会談
イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡を巡って、アメリカのトランプ大統領、日本を名指しして協力を求めました。
アメリカ トランプ大統領
「我々がホルムズ海峡を経由して輸入する原油は1%未満だが、他の国々にとってその比重は大きい。日本は95%、中国は90%。多くのヨーロッパ諸国もかなりの量を輸入しているし、韓国も35%だ。だから彼らにはホルムズ海峡の問題に協力してほしい」
トランプ大統領は14日にも自身のSNSで日本、中国、フランス、韓国、イギリスを名指しして、ホルムズ海峡に艦船を派遣することを求めています。
公明党 西田実仁幹事長
「今回訪米されて、アメリカから日本は中東の原油に依存しているのに、何もしないのかと言われた場合にどう対応するのか」
小泉防衛大臣
「現時点で正式な派遣要請などは来ておりません。現時点で自衛隊の派遣について決まっていることはありません」
高市総理大臣
「法的に可能な範囲で何ができるかと、精力的に政府内で検討をしております。ことによっては国会の承認が必要なミッションもあるわけでございますが、そういう場合にはできるだけ幅広く各党・各会派の代表の方に丁寧にお話をしたいと考えております」
18日に日本を出発し、現地時間19日にトランプ大統領との首脳会談に臨む高市総理大臣。現状、ホルムズ海峡への自衛隊派遣には否定的です。
「例えば日本がテロの標的になるリスクもあります。高市内閣はしたたかな外交を、そして国益第一の外交を展開してまいります」
政府関係者
「こんな戦争状態の所に自衛隊を出すなんて議論は1ミリもしていない」
中国を除く国々と協議中
トランプ大統領はホルムズ海峡への艦船派遣を求めたのは7カ国程度に上ると発言。SNSで名指しされた日本を含む5カ国のほかに、ドイツとオーストラリアとみられていますが、現状派遣に前向きなのはフランスだけです。
トランプ大統領
「フランスのマクロン大統領と話をした。10段階の評価は8だ。完璧ではないが、フランスだから完璧は期待していない。イギリスには少し驚かされた。『艦船を派遣してくれないか』と言ったらあまり乗り気ではなかった」
イギリスのスターマー首相は、ホルムズ海峡の再開に向けて同盟国と「実行可能な共同計画」に取り組んでいると発言。
日本の政府高官も、中国を除く国々と話し合っていることを認めています。
政府高官
「イギリスが先頭に立って進めてくれている。今はいろんな選択肢がある」
現行の法律ではハードルが高い自衛隊の派遣。問題はどうやってトランプ大統領を納得させるかです。
総理側近
「何かしらの結論を持っていかないといけない。後手後手になるより、日本から貢献の形を申し出るのも一つの選択肢だ」
政府関係者によると、ホルムズ海峡の安全な航行の重要性を強調する声明を、有志連合で出す案が検討されていることが分かりました。これはアメリカ側の意向を受けてのことですが、日本政府は有志連合による共同声明であれば「一つの選択肢だ」と捉えています。
(2026年3月17日放送分より)
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