「世界に戦争と混乱をもたらしている張本人を礼賛」「最悪の会談」共産・田村氏が高市総理を非難 トランプ氏のパールハーバー発言にも言及「卑劣だと自認している」

速報,会見
田村智子委員長
【映像】田村委員長「最悪の会談だった」
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 共産党の田村智子委員長は20日、記者団の取材に応じ日米首脳会談について「最悪の会談だった。対米従属の外交に厳しく抗議したい」と非難した。

【映像】田村委員長「最悪の会談だった」

 田村委員長はまず、「この日米首脳会談で高市首相は、アメリカ・トランプ政権のイラン攻撃を一言も批判をせず、そして『世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ。諸外国に働きかけてしっかり応援したい』とトランプ大統領を礼賛すると。事実上これはアメリカによるイラン攻撃を支持したものということになります。イランを一方的に非難して、そして、世界に戦争と混乱をもたらしている張本人を礼賛するという、全くの逆立ちした、本当に情けない対米追随のこの外交に日本共産党として抗議をしたいと思います」と述べた。

 続けて「このアメリカとイスラエルによるイラン攻撃に対しては、日本国民は世論調査でも8割以上が反対と。高市首相の今回の発言というのは、こうした国民の世論、意見も無視をしたものだと言わざるを得ません」と指摘した。

 ホルムズ海峡への自衛隊の派遣については「トランプ大統領は『一昨日、昨日と我々に示されたメッセージに基づけば、日本は一段と踏み込んで対応しようとしている。NATOとは違う』と述べている。高市首相は会見の中では『できることとできないことを詳細に説明した』とも述べています。国会では高市首相は『検討中』としか答えていないわけですね。そうすると日本政府はアメリカに対して、一段と踏み込んだというものが何なのか、何を提示したのか。そしてトランプ大統領に対して何ができると説明したのか。これは国民にしっかりと説明することが求められています。この説明を求めていきます」と述べた。

 ミサイルのアメリカとの共同開発については「幅広い安全保障協力を進めること、強固な日米同盟これ不可欠だということを確認していますけれども、まさにですね、『法の支配は私には関係ない』と言って国連憲章、国際法を踏みにじる、こういう武力攻撃をあっちでもこっちでも起こしているトランプ大統領のもとで、日米同盟強化というのは、これは日本の平和と安定にとって極めて有害である」と主張した。

 そして、「結局イランに対する攻撃の中止を一切言及さえもしていない」などとして、「全体としてこれほど最悪の日米首脳会談があったかと思えるほどの最悪の会談だった。この対米従属の外交に重ねて厳しく抗議をしたい」と強く非難した。

 記者から「高市さんはトランプさんに対して、イラン情勢の早期沈静化を始めとする日本側の立場を伝達された。これはいわゆるイラン攻撃の中止というふうに受け止められるかなと思いますが、いかがですか?」と質問されると、「イラン攻撃の中止という言葉が一切ないじゃないですか。それを言わなかったらわからないですよ。イランに対しては非難を行った。ところがアメリカとイスラエルに対しては一切の非難を行っていない。それで沈静化ってどういうことなのかと。国会でも質していきたい」と述べた。

 記者がさらに「平和をもたらすことができるのはトランプ大統領しかいないというのは、トランプ大統領が攻撃を仕掛けているわけだから、攻撃をやめろと言っていると受け止めることもできるのでは?」と問うと、「その後にイランの非難をしてるんですよね。ちょっとつじつまが合わないと思います、その受け止め方は。攻撃の中止を求めたんだったらそれはちゃんと説明してほしいですけど、少なくともあの文脈をそのように読み取ることは私にはできません。事実上のイラン攻撃への支持であると私は受けとめています」と答えた。

 続いて記者が「トランプ大統領がパールハーバーに触れた時、高市総理はひきつった表情をされて何も答えなかったが、あれについてどう思うか、田村さんだったらどう切り返したか?」と質問。

 田村委員長は「まずトランプ大統領のパールハーバーを持ち出した発言というのは、つまりイランに対する攻撃を事前に日本に知らせたのかどうかっていうくだりですよね。そこでパールハーバーを持ち出した。パールハーバーというのはアメリカにとってあれほど卑劣な奇襲攻撃はないという扱い、歴史的な認識だと思うんですよ。ということはイランに対する攻撃はパールハーバーと同じような卑劣な先制攻撃であるということをいわば示唆している、自認しているっていうことになりますよね。そういう発言だったなと思って聞いてました。ますますアメリカのイラン攻撃というのが一片の道理もないということだと思います」と答えた。

 どう切り返したかについては「その場にはいなかったのであまり仮定の説明はないですけど、ただ、パールハーバーというのはまさに国策を誤って日米開戦へ突き進んだということですから、本当に日本にとっては反省すべき奇襲攻撃ですのでね、やはりこのような戦争が起きてはならないということだと私は思いました」と述べた。

 また、「日米首脳会談が比較的和やかに進んだことへの評価」を問われると「高市さんが批判しないってわかってたからだと思いますね。対米従属だからじゃないでしょうか」と答えた。

 高市総理の帰国後、衆参の予算委員会での集中審議に加えて、石破政権の時は党首会談での報告もあったとして、党首会談を求める考えも示した。(ABEMA NEWS)

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