
中東情勢の混乱が長期化することで、私たちの生活に欠かせない「公共交通」にも、大きな影響が出ています。
【画像】燃料高騰にさらなる拍車がかかったら…路線バスどうなる?
原油高で路線バスも苦境
毎日、老若男女が利用する「路線バス」。原油高騰によって、燃料が値上がりする問題が。
24日朝、千葉駅前のバス停には長蛇の列ができていました。バスを利用する人たちに、目的を聞くと…。
通勤(60代)
「勤務先がバスでしか行けない所、車もあるがガソリン代が高い。バスは使わざるを得ない」
病院・買い物(80代)
「今はもう車(の運転)やめた。免許も返納。バスと電車だけ。病院と買い物、妻が具合がよくないので一人で出掛けるのも遠くへは行けない」
ボランティア活動(60代)
「ボランティアで、月3回くらい乗っている。(バスが)ないと困る。上がるのかしら?バス代も」
「(Q.もしバス代上がったら?)困る。仕事ではなくボランティアなので、自分のお金すべて」
「減便」や「廃止」も…
原油高騰の影響で、バス料金の値上がりを心配する声も出ています。月の利用者が40万人に上る路線バスの現状を取材しました。
「小湊鐵道バス」は千葉駅周辺をはじめ、内房、外房の広いエリアで運行。生活の足として重要な役割を担っています。保有する路線バスは317台です。
1台あたり1日平均で、軽油100リットルほどを消費するなか、燃料の値上がりに直面しています。
小湊鐵道 バスサービス部 栗原一行課長
「私どもは一般のお客様と(軽油を)購入するルートが違う。企業として調達している。4月以降は今の社会情勢を受けた価格の改定という話を聞いている。今後は備えていかないといけない」
燃料高騰に、さらなる拍車がかかった場合、どうなるのでしょうか?
栗原課長
「どうしようもない時には、減便や路線自体の廃止も考えなくてはいけない。そうならないために、社内でできることを取り組んでお客様が困らない状態に持っていくことが、我々の使命」
今後の「懸念」と「対策」は
電車などの交通網が発達し、訪れる人も非常に多い、首都・東京でも路線バスを運行する会社は、頭を悩ませています。
路線バス944台を所有する「東急バス」を取材すると…。
東急バス
「ガソリンの高騰とともにバスの燃料である軽油価格も上昇しています。現在のところ、当社としては中東情勢の影響による燃料供給への影響はありませんが、長期化した場合などの影響は不透明です。なお燃料の高騰を理由に計画された運行を取り止めるということはできませんので、高騰した分は費用の増加となり、経営への影響が少なからず発生します」(番組の取材に対する回答)
「東急バス」は、渋谷区や世田谷区など都内に加えて、川崎市や横浜市でも路線バスを運行しています。
東急バスの運転手
「営業所に給油する施設があって、こちらで入れている」
中東情勢の悪化による、今後の「懸念」と「対策」は?
東急バス
「最大の懸念としては燃料の供給不足により、予定上の運行計画通り運行できず、公共交通機関としての役割を十分に果たせなくなることと考えます。燃料費高騰への対策としては当社のみの問題ではございませんので、具体的な施策(しさく)がありません」(番組の取材に対する回答)
バスの利用者は…。
バス利用者(60代)
「バスを駆使して、いろんな所に行っている。バスがないと不便」
バス利用者(80代)
「バスは“足”だから使わなくてはいけない。だから乗る。交通など全般にわたっている石油は日用品から、困る」
(2026年3月24日放送分より)
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