
25日午後、全国のガソリン平均価格が発表され、先週から13円安くなりました。ガソリン価格はそもそもどうやって決まるのか。政府の補助金の効果は、どこまで続くのでしょうか。
【画像】全国平均の177.7円/1リットルを大きく下回る…“158円”のガソリンスタンド
価格、どうやって決まる?
25日、都内のガソリンスタンドを取材すると。
斉藤商店(ハイウェル上高井戸SS)
斎藤加世子社長
「きょうのガソリン価格は、こちらになります。ハイオクが187円、レギュラーが177円となります」
フルサービスのこちらの店舗では、25日のレギュラーガソリン1リットルあたりの価格は177円でした。
25日午後に発表された23日時点の全国のレギュラーガソリンの平均価格は177.7円と、前の週からおよそ13円値下がりとなりました。
ガソリンは主に中東から仕入れ、卸売業者を仲介し、スタンドに並びます。
中東情勢の悪化による価格の高騰を受け、政府は店頭価格170円程度を目標とし、石油元売り会社に1リットルあたりおよそ30円を支給しました。
そして、こちらの会社では25日、26日以降の値段が決まるといいます。
斎藤社長
「(毎週)水曜日に卸会社から回ってくる。『金額はこれになる』というFAX」
目標とされる「店頭価格170円程度」については…。
「なかなか(170円は)非常に難しい。私(の予想)は“プラスマイナス0”で。賭けますか」
果たして結果は…。
「届きました。FAXが届きました。7円90銭下がりました。よかったね」
「(Q.これで店頭価格に反映?)そうそうそう。7円90銭をあすからマイナス。お客さん喜ぶわ」
早速26日から店頭価格に反映させるといい…。
「169円。この金額になります」
26日からは、170円を下回る金額となりました。
この170円程度の価格は、どのような仕組みで生まれるのでしょうか。
桃山学院大学 小嶌正稔教授
「特約店を通して販売店に行く場合には、当然、特約店の部分のマージンが必要になってきますので、例えば、それが2円だとすると、151円で卸して、販売店は153円で受け取れる。ということで、最終的にガソリンスタンドには、ほぼ同じように153円であれば、170円にはいくだろうと思います」
仕入れ業者から中間業者への手数料がおよそ2円とされ、そこに店舗での経費などが上乗せされ、店頭価格170円が実現します。
すでに、その170円を大幅に下回る場所もありました。
ガソリン激安店 価格の秘密
ガソリン価格が比較的安いとされる愛知県。名古屋市のガソリンスタンドは、朝から給油に来る客が途切れません。
店
「先週の木曜日に16円下がって、それからまた2円下げた」
客
「助かります。タカラ石油さんからは逃れられないですよ」
客が逃れられないこの店の25日のレギュラーガソリンの価格は、全国平均の177.7円(1リットル)を大きく下回る158円でした。
80代
「めちゃくちゃ安い。市内で一番ここが安いと思う」
利用客にここまで言わしめる価格の秘密は…。
午前6時すぎ、この店の店長代理を務める山内三慶さんは、車で職場へ向かいます。
しかしその道中で、たびたび停車。その視線の先には、自身の職場とは別のガソリンスタンドが…。
山内店長代理
「ここは164円」
「(Q.164円という価格は?)この辺りでは安いお店だと思う」
山内さんは毎朝出勤時に、近隣の複数店舗の価格をくまなくチェック。その価格を基に本社と話し合いのうえで、店のガソリン価格を決めています。
「常に価格を気にしているから、7から8円の価格差は常にある」
周辺の3店舗と比べると、5円以上の差がついています。
これを維持するために、入念な“見回り”は日中も欠かせません。
「今から価格を見に行ってきます」
「周りが安くすれば、うちも安くしないと。周りが上がったら、周りに沿って上げていく」
補助金の効果 いつまで続く?
今、目が離せないガソリン価格は、今後どうなっていくのでしょうか。
小嶌教授
「今よりも原油価格が下がるかと考えられるかというと、なかなか難しい。現状で考えても(補助金は)3カ月持つか持たないか。今後大丈夫?と問われると、たった一つ、中東情勢次第です」
(2026年3月25日放送分より)
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