コシヒカリ税抜き2980円 なぜ? 年度末にコメお得

コシヒカリ税抜き2980円 なぜ? 年度末にコメお得
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 コメの値下がりが続く中、番組では国内産のコシヒカリが税抜き2980円で販売されているスーパーを発見しました。年度末の今、コメが急激に安くなっているワケを取材しました。

【画像】最新のコメの平均価格 およそ7カ月ぶりに4000円を下回る

銘柄米が3000円台で

 「コシヒカリが、さらに安くなっている」という情報を得て取材班は26日、埼玉県内のスーパーへ。

 売り場には5キロ3000円台の銘柄米がずらり。

埼玉県内のスーパーでは…
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ヤオヒロ 東店 藤井正仁店長
「毎日この値段で、最近は売っている。新潟県産コシヒカリ、3480円(税抜き)。新之助、3680円(税抜き)で販売。当店のおすすめ」

 新潟県産のコシヒカリが5キロで税抜き3480円、税込みで3759円です。

 高騰していた時から、どれくらい安くなったのでしょうか?

高騰時は4500円前後で販売
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「1000円くらい(値下げ)。一番高かった時は4500円前後で販売。買い求めやすくなっている」

税抜き価格で3000円を切っている
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 国内産のコシヒカリは5キロで税抜き2980円と、3000円を切っています。税込みで3219円です。

 新米が出たころには税抜き3700円ほどで売っていたということで、今では700円ほど値下がりしています。

 コシヒカリ5キロを購入した男性は…。

6人暮らし 50代
「家族が6人いるので、結構食べる」

 育ち盛りの子どもを4人も育てているといいます。

「5キロだったら2週間かからない。食べる時は4合5合を1回で」

 70代の女性は、安くなったコメを見て驚きを隠せません。

70代(2人暮らし)
「うそ…今、安いよ。こんなに安くなってるの?いつまで?」
「これ、おいしいよ。食べてみな。新之助、有名だよね」

新しい銘柄米「新之助」
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 コメどころ新潟で生まれた新しい銘柄米「新之助」です。価格は5キロで税抜き3680円、税込みで3975円です。

70代(3人暮らし)
「(Q.何を買っている?)新之助」

 「新之助」5キロを選んだ女性は…。

「かなり安い。一時は5000円。コメだけは良いものを使う。おにぎりにして冷たくなってもおいしいコメは、やはり銘柄米が一番」

およそ7カ月ぶりに4000円を下回った
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 最新のコメの平均価格は、5キロあたり3980円(税込み)。5週連続の値下がりです。およそ7カ月ぶりに4000円を下回りました。

 取材中には、コメの価格をまじまじと見る人たちが多くみられました。

70代
「びっくりした。安くなっていたので。もっと安くなるかと思って待っていた、ずっと。そしたら、きょうスペシャルプライス。うれしくなっちゃって」

 午後になると、卸売業者から買ったコメが売り場に届きます。平日は100袋、土日は200袋ほど売れているといいます。

なぜ?年度末にコメお得

 なぜ、「コシヒカリ」や「新之助」などの銘柄米が今、急激に安くなっているのでしょうか?

急激に安くなった理由
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藤井店長
「新潟の問屋と取引していて、『大量に販売してもらいたい』と依頼が来たので一生懸命売っている」

 日本一のコメの産地、新潟県では何が起きているのでしょうか。取材班は、新潟市内のスーパーへ。今、コメの値下げ合戦が繰り広げられているといいます。

値下げ合戦が繰り広げられているという
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スーパーいちまん 高井栄二朗店長
「今年に入ってから色々と話がきている。最後は“値下げ合戦”。値下げの幅がどんどん大きくなって、店の売り上げも上がってきている」

どちらも、一番高い時は税抜き4950円で販売
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 農家から直接仕入れた新潟県産コシヒカリは5キロで税抜き3480円、税込みで3758円です。

 卸売業者から仕入れた新潟県産コシヒカリは5キロで税抜き3700円、税込みで3996円です。

 どちらのコシヒカリも、一番高い時は税抜き4950円で販売していたといいます。

 最大およそ1500円も安くした訳は、卸売業者と農家、それぞれが値下げしたことにありました。

卸売業者と農家、それぞれが値下げ
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高井店長
「卸売業者から『在庫がはけないので安く売ってくれないか』と、2月の中旬から(値下げ)。農家は日曜日から同じような状況で、『在庫が全然はけないから、なるべく安く売ってもらえませんか』『きょうからすぐにでも下げて販売してくれませんか』という話がきて、『分かりました』と。仕入れ値がどんどん下がってきた」

卸売業者「利益は度外視」

1週間分の在庫が積まれている
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 新潟県の卸売業者を取材すると、“値下げ合戦”の背景が見えてきました。

 倉庫には、新潟県産のコシヒカリなど1週間分の在庫が積まれています。

通常在庫に持っていきたいが…
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卸売業者 野上米穀 野上茂会長
「在庫は通常より2割くらい多い。3月決算を迎える中で、高い(価格の)在庫を損切りをして、通常在庫に持っていきたい。利益は度外視」

農林水産省の試算
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 こうした中、農林水産省の試算では、来年6月末のコメの民間在庫量は最大271万トンに上るとしています。

 その場合、適正量の200万トン前後を大きく上回るため、コメの価格が下がりやすくなると指摘されています。

「どんどん安くなっている」
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野上会長
「異常な在庫、民間在庫として。みんな苦しんでいる。だから徐々にどの卸売業者も安値にしながら、少しでも安くなればお客様が買ってくれるという思いで、どんどん安くなっている」

(2026年3月26日放送分より)

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