
戦闘終結へ向けてアメリカとイランの調整が進む中、イスラエル軍がホルムズ海峡の封鎖を主導したとして、イランの海軍司令官を殺害したと発表しました。
【画像】「長年にわたる関係」イランとの関係に言及する高市総理
高市総理「長年の関係を築く」
「ある意味でイランは非常に賢いです。素晴らしい交渉人です。戦いは下手ですが、交渉は上手です。そして、合意を成立させるよう懇願しています。それが実現できるかどうかは分かりません」
イラン側に揺さぶりをかけるトランプ大統領。イランから受け取ったとする「プレゼント」の中身を明かしました。
「石油を積んだ8隻の大型タンカーを通航させると伝えてきました。イランは本気で、実際にそうしたようです。おそらくパキスタン船籍だったと思いますが、最終的に10隻になりました」
事実上の封鎖が続くホルムズ海峡。石油の供給不安が続きます。
26日から政府は石油の国家備蓄の放出を始めました。27日以降、国内消費の1カ月分に相当する量を11カ所の基地から順次放出する方針です。
高市早苗総理大臣は、国会で日米首脳会談について報告しました。
「ホルムズ海峡における航行の安全、エネルギーの安定供給を含む中東地域の平和と安定の実現に向け、日米間で緊密に意思疎通を続けていくことを確認しました」
イランとの関係にも言及しました。
「イランとの関係では長年にわたる関係を築いてきており、こうした関係も生かし、湾岸諸国におけるエネルギー施設を含む民間施設への攻撃や、ホルムズ海峡における航行の安全を脅かす行為を直ちに停止するよう直接働きかけを行ってきています」
イランとアメリカの間で戦闘終結へ向けた駆け引きが続く中、イランは「侵略と暗殺の完全停止」など5項目の条件を掲げていました。
しかし、26日にイスラエル軍はホルムズ海峡封鎖を主導してきたとして革命防衛隊の海軍司令官、アリレザ・タンシリ氏を殺害したと明らかにしました。
イラン駐日大使と意見交換
そんな中、26日に自民党の日本・イラン友好議員連盟の総会が開かれました。
「日本は極めて難しいかじ取りが迫られている。だからこそ、我々はあらゆる外交チャンネルを駆使して対話を行い、課題解決に向けて汗をかいていかなければならない」
イラン情勢の早期沈静化に向け「日本が果たす役割がある」と訴えた自民党の岸田文雄元総理大臣。総会には、イランのペイマン・セアダット駐日大使も参加し意見交換を行いました。
国際政治学者の高橋和夫氏はこうみています。
「アメリカを意識すると、日本政府そのものは動きにくい。政府ではなく、議員連盟が動くという形でイランとパイプをつないで、元総理が入っている会合が呼びかけた、大使を呼んだというのはとても強いメッセージ」
会合後、取材に応じたセアダット大使はこうコメントしています。
「日本は果たすべき非常に重要な役割を担っており、その能力があり、イランからの信頼も得ています。日本の友人たちのような国から提案があれば、喜んで検討する用意があります」
(2026年3月27日放送分より)
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