
ドローン1つでは小さな光ですが、夜空に集まると、幻想的なショーになります。今、エンタメや広告の新たな主役として注目される、ドローンショー。急成長するドローンビジネスの可能性に迫ります。(3月28日OA「サタデーステーション」)
【画像】4年後には市場規模1兆円?エンタメや広告の“新たな主役”ドローンショー
開業告知にドローンショー 有明に新名所「東京ドリームパーク」
27日、テレビ朝日が東京・有明に開業した「TOKYO DREAM PARK」。演劇やミュージカルに最適な劇場、没入型音響設備を備え音楽ライブなどが開かれる多目的ホール、イベントスペース、レストランを備えた複合型エンターテインメント施設です。

開業に伴い、先行して行われたのが、夜空を彩る光のショー「ドローンショー」です。1000機のドローンを使った15分間のショーでは、最後に公式サイトにつながる二次元コードも表示されました。

ドローンショーを見に来た親子(7日 東京・台場)
母親「時代はそんなことになっているんだ」
娘「綺麗だったよね」
急成長するドローンビジネス市場
一方横浜市では、3月上旬にドローンショーを実施。2027年に行われるイベントの告知が目的でした。観客は6000人ほどでしたが…。
横浜市職員
「SNSでだいぶ情報が拡散されていましたし、かなり手応えを感じているところです」
機体やショーを合わせた国内のドローンビジネス市場は、毎年度10%を超える成長を遂げていて、4年後には1兆円近くになると予測されています。
「ドローンジャーナル」編集部 河野大助編集長
「大きなきっかけとしては、東京五輪でやはりドローンショーが行われて、認知が広がって、いろんなところで使われてきた」
さらに2026年の大阪・関西万博でも大きな話題となりました。
「ドローンジャーナル」編集部 河野大助編集長
「500機程度あれば二次元コードを夜空に描けるという風に聞いています。花火とかですと、一旦見て終わりというところだと思うんですけれども。(ドローンショーは)二次元コードがあることによって、Webサイトにいったりとか、動画を見たりとか、なかなか今まではそういうのはなかった」
夜空彩るドローンショーの裏側
ドローンショーの運営で、国内6割のシェアを占める会社が石川県金沢市にあります。年間150回にのぼるショーを20人ほどの社員で運営。さらにこの会社ではドローンの自社製作も行ない、これまで7000機を生産しています。
ドローンショー・ジャパン 山本雄貴社長
「自社で作る方が圧倒的に安いんです」
ドローンショーを作るには、まずパソコンでプログラムを組みます。
ドローンショー・ジャパン アニメーター
「(パソコン)画面上1個の点が1機になります」
限られた台数のドローンをどう配置するかが腕の見せ所。クリスマスボックスの場合、中に光を消した状態のドローンを96機しのばせました。

ドローンショー・ジャパン アニメーター
「実際見ると、中から出てきたような演出になっている」
ドローンショーは光が見える夜がメイン。今回、特別に昼間に飛ばしてもらいました。飛ばしたドローンは100機ですが、たった2人で操作しています。文字情報を伝えやすいのもドローンショーの利点です。

中国では1万機の大規模ショーも
この分野で先行する中国では、1万機をこえるドローンを用いたショーを展開しています。
中国のドローンショー運営会社 上海千機創新文旅科技集団 張氏
「中国のドローンショーは技術的にも市場規模でも、世界のトップを走っています。理論上は6万機を使ってショーをすることが可能です。私たちは海外進出を見据えています。今後中国にとってドローンショーは重要な輸出産業になるでしょう」

「ドローンジャーナル」河野大助編集長によると、日本では使用できる電波の制限もあり、一度に飛ばせるドローンは上限2000機ほど。機体数では大きく水をあけられた日本。しかし、強みもあります。
ドローンショー・ジャパン 山本雄貴社長
「キャラクターを使ったドローンショーというのは、やはり話題になる」
アニメや漫画・ゲームのキャラクター、いわゆるIP(知的財産)を生かしたショーです。先日行われたドラえもんショーもこの企業が手がけました。

開催日当日の東京・台場では、1000機のドローンが、縦60センチ・横80センチの間隔で並べられます。
ドローンショー・ジャパン 制作スタッフ(7日 東京・台場)
「まずこちらのドローンを綺麗に並べないと、システム上のドローンの配置とイコールにならないので、パソコン上の設定に順守するように並べている」
パソコン上の黒い点がドローンの機体を表し、そこに飛行経路の入ったプログラムを転送します。本番直前、すべての準備が整いました。夜空に突然登場させるため、光を消したドローンが飛んでいきます。空飛ぶドラえもんを目当てに1万5000人が集まりました。
ドローンショーを見に来た子どもたち(7日 東京・台場)
「ドラえもんが立体的になっていて面白かったです」
ドローンショー・ジャパン 山本雄貴社長
「どれだけストーリー性を持たせて想像力をかき立てるか。そちらもやはり日本のお家芸の一つだと思いますので、それで世界に打って出たい」
高島彩キャスター
「ドローンショー、幻想的でしたね」
板倉朋希アナウンサー
「ご覧いただいたドラえもんのドローンショーは、台場から1000機のドローンが離陸しました。2日間の予定でしたが、2日目は風の影響で中止となりました。安全管理について、ショーを手掛けたドローンショー・ジャパンの山本さんは、『国土交通省の飛行ルールに加え、独自の安全基準を設け、直前の状況で飛行させるか判断している』と話していました」
高島彩キャスター
「自然に左右されるのは、花火と似ていますね」
板倉朋希アナウンサー
「そして、有明の新名所・東京ドリームパークが開業しました。最寄り駅は、ゆりかもめの東京ビッグサイトで、駅から徒歩5分。りんかい線の国際展示場駅からは、徒歩9分となります。現在、東京ドリームパークでは、100体以上の等身大ドラえもんにも出会えるイベントも開催中です」
高島彩キャスター
「お好みのドラえもん探したりして、楽しいかもしれませんね。水の科学館などもあって、よくあの辺りは行くんですけど、さらに1日中楽しめそうですね」
