
ビジネスマンの足元に変化が起きています。若い世代を中心に革靴離れが進むなか、足が疲れない「革靴風スニーカー」が人気を集めています。
【画像】「日本で一番古い革靴店」が新たに開発した革靴風スニーカー
ビジネスシーンで革靴減少
新社会人
「きょう入社式です」
「(Q.新卒ですか?)そうです」
「スーツは革靴ということが自分なりにあるので。一発目でしっかり正装で行こうと思い革靴にした」
スーツに革靴姿で、入社式に臨んだ新社会人。しかし、働き盛りの営業職40代会社員の足元は…。
「(Q.きょうはスーツに足元は?)スニーカーです。会社的にもビジネスカジュアルがよくなった。雨の日もこのままいけるので。革靴だと汚れたり浸水するので、(スニーカーは)物もよくもつ」
リモートワークが普及しオフィスカジュアルが広がっていることで、ビジネスシーンで革靴を目にする機会が減っています。
経済産業省によると、去年の紳士用革靴の販売金額はおよそ165億円。10年前から100億円以上減少しました。
革靴離れが進む一方で、スニーカーの市場規模は右肩上がりに拡大しています。
見た目ほぼ革靴スニーカー
こうしたなか、老舗の革靴店も動き出しています。
明治5年創業の大塚製靴。「日本で一番古い革靴店」として知られる会社が新たに開発したのが革靴風スニーカーです。
見た目は革靴にしか見えませんが…。
大塚製靴 山田健介社長
「軽量な底材、ソール。こちらがレザースニーカーの特徴です」
レザースニーカーは、底の部分にクッション性が高い軽量のゴムを使用。革靴に比べて150グラムほど軽く、スニーカーに近い履き心地だといいます。
番組スタッフが履いてみると、歩いていても全然痛くありません。これなら通勤や大事な場面でも1日中これで過ごせます。
ハイブランド「エルメス」も使用する最高級の本革をフランスから輸入しています。
革は靴のアッパー(上)部分から底付け、つやを出していく仕上げまでの全工程を職人が手作業で行います。
レザースニーカーには国産の本革を使用していて、職人が高級感のあるアンティーク調に仕上げるため、見た目はほぼ革靴です。
「世の中どんどんカジュアル化が進んでいて。店も革靴やドレスシューズだけだと、需要が限られてしまうので。色んな方に履いてもらいたい思いがあり、革靴風スニーカーというのも新たに始めている」
「売り上げも(販売開始した)当初と比べると10倍以上伸びている。これからも広がっていくのではないか」
革靴作りも改良重ねながら
メインの革靴作りも、改良を重ねながら取り組んでいます。
「あまり足が痛くならない、疲れない、そういった革靴作りをこだわってやっているので。快適な革靴があるということを分かってもらえれば、革靴自体、多少離れていく人もいるかもしれないが、革靴の良さも知ってもらえるのではないか」
(2026年3月31日放送分より)
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