
イラン情勢の悪化に伴うガソリン価格の高騰は、新生活が始まり利用者が増える市民の足、路線バスにも影響を及ぼしています。
【画像】路線バス窮地に 最悪のシナリオ…「燃料なければ車動かない」
燃料不足で路線バスピンチ
銀河鉄道株式会社 山本宏昭社長
「燃料が来なかったらバス動かないから、(お客さんを乗せに)行きたくたって行けないということはあるかもしれない」
現場から聞こえてきたのは、燃料不足を訴える声です。先月31日、高市早苗総理大臣は、石油由来の素材で作られる医療製品の安定供給に万全を期すよう指示しました。
「医療機器、医療用手袋やエプロンなどの医療物資の供給にも、万が一にも支障があってはいけません。国民の皆様の命を、そして生活を守り抜くために全力で取り組み、安定供給を必ず実行してください」
申請必要で値上げと減便困難
サプライチェーン確保の観点から、アジア諸国とも協力体制を構築していく考えです。しかし、燃料の高騰は私たちの生活に影響を及ぼしつつあります。
利用客(70代)
「(Q.このバスどれくらい利用されますか?)月曜から金曜日まで毎日です」
「(Q.料金は?)220円。安いんじゃないかと思います」
東京・東村山市で路線バスを運行する銀河鉄道。燃料不足による費用の高騰で経営に大きなダメージを受けていますが、簡単には運賃を上げられないと話します。
「路線バスの運賃っていうのは、バス会社が自由に決めているわけじゃなくて、国が認めた金額で220円って言ったら、それを220円でやっていかなきゃいけない。運賃の値上げというのは簡単にはできない。申請したところで、うまくいったとしても1年は時間がかかる」
利益が出ないため減便しようにも、それにも申請が必要で、身動きがとれない状況だといいます。
「きょうは雨降ったからたくさん人が乗りそうだから、じゃあいつもの倍、バスを走らしちゃいましょうよ。人いないし、だったら(便を)半分にしちゃおうって、そんなことはできない」
運行している2つの路線とも経営が厳しい中での燃料の高騰。社長自らハンドルを握って経費削減に努めていますが、それにも限界があると話します。
「最悪のシナリオを考えれば、(燃料が)なければ車動かないんだから、うちだけに限らず、どこのバスだって燃料が空になったら止まっちゃうわけだから。行きたくたって行けないということはあるかもしれない。その時のその状況に合わせて、できることを精一杯やるということしかない」
(2026年4月1日放送分より)
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