
いまだに先が見通せないイラン情勢。国内では“中東に頼らない”動きが始まっています。
“日本の油田”
全長200メートルを超える大型タンカーに積まれているのは、プラスチックなどの原料となる石油製品「ナフサ」です。
国内消費のおよそ4割を中東から輸入していますが、今月は中東以外から調達する量を平時の倍にする方針です。
原油不足の対応が求められている中、番組が取材したのは新潟県。
実は新潟県は、原油生産量が日本一の石油の町。
地元住民
「昔から石油を掘っていた。湧き上がっている、自然に」
地元住民
「そのわきに小川が流れていて、そこにもちょっと油が浮かんでいる。小さい時から見ている。当たり前でビックリしない。においは全然ない。デメリットもとくに(ない)」
国産原油 生産現場の実情
県内では今も原油が採掘されています。その現場では中東情勢を受け“ある変化”が…。
JAPEX 片貝鉱場 片山裕之鉱場長
「予断を許さない、非常に厳しい状況」
一体、何が起きているのか。国産の原油が生まれる現場を見せてもらうと…。
「これを我々は、クリスマスツリーと呼んでいる」
その形から「クリスマスツリー」と呼ばれる設備は、地下から原油や天然ガスを取り出すものだといいます。
「まさにこの下、およそ5000メートルの所から天然ガスや原油が地上に湧き出てくる」
地下数千メートルから取り出した原油と天然ガスは、その後、分離して原油だけを抽出します。その原油を見せてもらうと…。
蛇口をひねると、パイプから出てきたのは国産の原油。製油所でガソリンなどに生まれ変わり、各地のガソリンスタンドに運ばれます。
「(一日で)タンクローリー6~7台分の(原油に)なる」
ガソリン需要が高まる中、この施設には大手石油元売りから増産の依頼が来ているといいます。しかし、すぐには増産できない事情を抱えていました。
「このプラント施設はガス田といって、ガス由来の原油になるので、ガスをたくさん出さないと原油も出てこない。ガスを出すには、ガス側のユーザーの依頼があってから。原油を取りたいがためにガスを放出するのは難しい。そういうものをクリアしてからの増産になるかと」
国内で消費される原油は9割を中東地域に依存。国内生産はわずか0.3%にとどまっています。
「多少でも地域貢献ができればいい。0.3%を0.31%、0.32%と微量でも増産ができれば」
(2026年4月1日放送分より)
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