日仏が関係強化で首脳会談 募る米国への不信感 G7首脳ら相次ぎ「日本詣で」

日仏が関係強化で首脳会談 募る米国への不信感 G7首脳ら相次ぎ「日本詣で」
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 アメリカのトランプ大統領と距離を置く、NATOの中核をなすフランスのマクロン大統領が日本を訪れています。フランスは日本との関係強化を狙っています。

【画像】高市総理が「ドラゴンボール」主人公・孫悟空の技「かめはめ波」ポーズ

米国に不信感 日本に接近

高市総理が「かめはめ波」ポーズ
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 高市早苗総理大臣がマクロン大統領に放った必殺技。アニメ好きのマクロン大統領に対し、「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空の技「かめはめ波」のポーズをとり、蜜月ぶりを演出しました。

高市総理
「国際情勢が厳しいからこそ、日仏両国首脳が親交を深めて、連携を強固なものにする意義があると考えます」

マクロン大統領
「世界でさまざまな紛争が起きているが、フランスと日本が協力を強くし、均衡のある世界を目指していきます」

会談冒頭で高市総理が言及したイラン情勢
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 結束を再確認した、日仏の両首脳。会談の冒頭で高市総理が言及したのは、イラン情勢でした。

「ホルムズ海峡における航行の安全の確保、重要物資の安定供給、事態の早期沈静化は重要であり、よく意思疎通をしてまいりたいと思っております」

 G7主要7カ国の議長国を務めるフランスは、「イラン攻撃に非協力的」だとして、アメリカのトランプ大統領から名指しで批判されています。

ウクライナ
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 フランスにも、日本との関係を深めたい事情があるのです。

二松学舎大学 合六強准教授
「アメリカは同盟国として引き続き信頼できる国なのかという疑問。もしかしたらアメリカは我々にキバをむく『敵になるかも』という不信感が高まっている」

 イラン情勢に加え、ロシアによるウクライナ侵攻や中国の領土的な野心の高まりが、世界を翻弄(ほんろう)しています。

大国不信ミドルパワー結集

 そんな中、イタリアやイギリス、韓国の首脳が相次いで日本を訪問しているのは、偶然ではないと合六氏はいいます。

「国際情勢の中でアメリカ・中国・ロシアなどの大国が好き勝手に振る舞う中で、ミドルパワー(中堅国)の国々が外交・安全保障で連携を強化することで、望ましい秩序を維持すべく貢献をしようというのが、今見ている現象」

1月に日本を訪問したイタリアのメローニ首相
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 先月3日、フランスが核弾頭の増強を発表したのも、アメリカに頼る一本足打法では、もはや平和を守れないという危機感の表れだといいます。

 首脳会談の直前、フランス大統領府は6月のG7サミットに中国を招待しない方針を発表。中国による海洋進出や経済的威圧の強まりを踏まえ、日本政府が伝えていた懸念にフランスが応えた形です。

(2026年4月2日放送分より)

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