今シーズンの初ホームランが飛び出し、打者・大谷のエンジンがかかった一方、投手・大谷は初登板で“さすが”と思わせる内容で勝利投手になりました。
初勝利引き寄せた“新魔球”
元メジャーリーガー 長谷川滋利氏(57)
「表情を見ていても、すごく集中しようとしてるように見えた。今年のピッチングにかける意気込みは、初登板でかなりのものがある」
大谷翔平選手の投球に長谷川滋利さんは去年との違いを感じていました。
「全然去年と違うパターンのピッチングをされているので、(相手に与えた)印象的には成功だったんじゃないかな」
シーズン直前のオープン戦で増やしたカーブを公式戦でも多投。全87球の内、21球がカーブ。ストレートに次ぐ24%の割合で、去年の8.8%を大きくしのぐ割合となりました。
「(Q.意図してカーブの速さを使い分けている?)間違いなく本人が意識してやっていると思います。カーブは得意球じゃないわけですよ。オフの間とかにいろいろ練習したんでしょうけど、メインの球にしてしまうところに大谷選手のすごさがある」
これまで2度、ひじにメスを入れている大谷選手。肩やひじへの負担を心配する声もありますが…。
「カーブはあまり負担ないと思います。手首をちょっと折らないとカーブは曲がらないので。腕のスピードを上げられない。長い目で見るとカーブの方がいい」
フルシーズン活躍のカギ
ローテーションピッチャーとして、シーズンを通して投げることを期待される大谷選手。そのために必要なことがあると長谷川さんは指摘します。
「みなさんはやっぱり三振が見たいじゃないですか。やっぱり三振は増えるでしょうね、カーブが増えると。シーズンを通して投げたい、疲れを残さないのであれば、やっぱり球数少ない方がいい」
長谷川さんは球数を減らすために、シンカーが有効だと言います。日本では一般的にツーシームと呼ばれ、ストレートに近い球速からバッターの手元で変化する球種です。
「みんなまっすぐに(タイミングを)合わせているので。ツーシームがくると、どうしても手が出てしまうので。詰まったあたりのゴロはよくあると思う。そういうのがほしいですね」
投打二刀流の第2幕が始まった大谷選手。長谷川さんは、より大きい期待を寄せます。
「今年1年はもちろん大事ですよ、ドジャースの3連覇がかかっていますし。本当に歴史に残る選手になってもらいたいので、5年連続くらいけがなく、二刀流でやってほしいと思いますね。フルシーズンね」
(2026年4月5日放送より)
