
ネイルケアなど美容を取り入れる介護施設が増えています。認知症の予防にもつながると期待されています。
【画像】刺激が少なく爪にも優しいとされる水性マニキュアを使用
「社会的孤立を防ぐ」専門家
都内にある高齢者向けの介護施設。ここでは月に1回、あるイベントが開かれています。美容のプロによるネイルケアです。
使うマニキュアは一般的な「油性」のものではなく、刺激が少なく爪にも優しいとされる「水性」のものです。
今回が4回目だという90代の入居者の女性はこう話します。
「いいですよ。いつもこうやって手を眺めている。ありがとうございます。うれしかった」
1人あたりの施術時間はおよそ30分で、費用は2000円から4000円です。この施設では、回を重ねるごとに申し込みが増えています。
NEXTライフデザイン 熊坂捷吾さん
「『どう?キレイでしょう?』って、職員に話しかけてくれたり、笑顔も増えたかなと」
こうしたやりとりが認知症の要因の一つである「社会的孤立」を防ぐことにもつながるという専門家もいます。
鳥取大学 医学部 認知症予防学講座
浦上克哉教授
「美容面で美しくなると、人に見てもらいたい気持ちも起こるし、自分に自信ができれば、コミュニケーションも積極的にやろうという気持ちに」
介護美容導入した施設数増
介護施設で美容を取り入れる動きは広がっています。5年前は39施設でしたが、去年は13倍以上の536施設にまで増えています。
広がりを受け、あえて介護現場で美容のプロを目指す人も増えています。
高齢者の動きにくさを体感する授業も行っています。
家族の介護経験者 受講生(30代)
「メイクとかで女性はだいぶ変わると思う、気持ちも。そういうお手伝いをできたらステキだなと」
(2026年4月6日放送分より)
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