
日本人に人気の魚「サケ」の国内の漁獲量が激減しています。そんな中、海外産のサケをふるさと納税に取り入れ、人気を集める港町があります。
【画像】返礼品のサケ おすすめは指2本分もある「厚切りサイズ」
銚子市長「想定目標以上」
きれいな赤みがかったオレンジ色で、食卓には欠かせないサケ。焼いても蒸しても、鍋やパスタにも使える私たちにとってはなくてはならない魚です。
このサケの人気は、ふるさと納税にも表れています。
楽天ふるさと納税の総合ランキング(5日午後7時時点)で1位だったのは、千葉県銚子市の「厚切り銀鮭」です。寄付金額1万円で返礼品は1.5キロ、およそ13切れのサケの切り身が入っています。
銚子市 越川信一市長
「想定目標以上の大きな成果だと思っています」
銚子市への寄付額はかつておよそ3億円でしたが、サケの返礼品を始めた2023年度以降、右肩上がりに。2025年度はおよそ70億円で、そのうち51%が厚切りサケです。
銚子市は日本有数の港町として知られ、水揚げ量が12年連続で全国1位になったこともあります。しかし、その多くはイワシやサバです。
なぜ銚子市で、サケを扱っているのでしょうか?
背景に…日本の海での変化
サケを出荷している加工会社に運ばれてきたサケの箱を見ると「チリ(Chile)」の文字がありました。
銚子東洋 営業部 柴健寿課長
「こちらが原料。チリ産の銀サケになります」
銚子市で海外産のサケを加工していました。
柴課長
「(チリ産を使う理由は)仕入れの安定と供給量」
背景にあるのは、日本の海で起きている変化です。
国内のサケの漁獲量を見ると、およそ9割を占める北海道では、この20年間でおよそ10分の1にまで減っています。
銚子漁港では、マイワシの水揚げ量は増える一方で、主力だったサバはこの5年で10分の1にまで落ち込んでいます。
返礼品の厚切りサケの原料は外国産ですが、日本の技術によって、国産と比べても遜色のない味わいに仕上げられていました。
柴課長
「(Q.冷蔵庫にどれくらい入れておく?)24時間ぐらいです。一昼夜しっかり(塩水に)漬け込みます」
使うのは沖縄の塩です。何十種類も試す中で、一番相性が良かったといいます。身と塩をしっかりなじませ、サケのうまみを引き立てます。
サケの厚みも選ぶことができます。おすすめは、大人の指2本分もある厚切りサイズだそうです。
柴課長
「厚いと蒸し焼きみたいになります。身の中がふっくらと仕上がるように」
サケと一緒に銚子で取れた魚の返礼品を選ぶ人も増えているということです。
サケが、銚子の魚へと関心を広げるきっかけになっています。
越川市長
「地元で上がる魚をふるさと納税に乗せて(出して)いく。銚子の水揚げ量日本一というブランド力もありますので、まだまだ磨いていきたいなと思っています」
(2026年4月6日放送分より)
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