「令和の米騒動の際、政府はずっと足りていると言って、結果として不足だった」石油製品は大丈夫? 「必要な量は確保」の答弁に立憲議員が心配

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立憲民主党・田名部議員
【映像】「コメは不足だった」に「そうだ!」の声が上がる瞬間
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 参議院予算委員会で立憲民主党の田名部匡代議員が、中東情勢の影響による燃油供給の偏りについて政府の対応をただした。

【映像】「コメは不足だった」に「そうだ!」の声が上がる瞬間

 田名部議員は「漁業者に話を聞くと、A重油だけではなくてエンジンオイルが全く入ってこないですとか、いかりを巻き上げる時に使う潤滑油が入ってこない、不足しているというような声もありました」と指摘、続けて「A重油も含めてですが、こうしたものに供給に偏りであるとかまた数量制限、不足等が生じているのか伺います」と質した。

 これに対し藤田仁司水産庁長官は「現時点におきまして、漁業用のA重油等も含め供給の一部に偏りがある事例があることを把握してございます」と述べた。さらに具体例として「海外巻き網漁船、これが主要な水揚げ港である鹿児島の枕崎や山川で水揚げした際に補給がかなわず、焼津に回航して補給を受ける」ケースなどを挙げ、「漁業者のみなさまの経営に影響が生じないよう、相談窓口を設置」したとして「経産省と連携し対応していく」と回答した。

 そこで田名部議員は「これまでも国会の質疑で“ただちに影響がない”とか“全体の量は足りている”というようなご答弁があったわけですけれども、実際に行き届かなければ影響が出る」と強調し、「政府も目詰まりが生じていると認識しているとのことだが、どこでどういう理由でそれが発生しているのか、それに対してどう対処し、いつ解消されるのかというような丁寧な説明がなければ、現場は先の見通しが立たない」と指摘した。

 これに対し、赤沢亮正経産大臣は「原油や石油製品については、備蓄放出や代替調達により日本全体として必要な量は確保しております」としたうえで、「流通段階で複数の卸事業者がいることに起因し、一部で供給の偏りや流通の目詰まりが生じている」と説明した。その上で「タスクフォースで供給状況を総点検している」「情報を集約して融通支援をきめ細かく実施する」と述べ、「国民の不安を払拭すべく情報発信していきたい」と答えた。

 それに対し、田名部議員は「なかなか全体の状況を把握するというのは難しいと思うんですけれども、ちょっと頭をよぎるのは“令和の米騒動”の際、私たちはくり返し不足しているのではないかということを申し上げた。その際に政府はずっと市場にコメはあるんだと量は足りてるんだ、といって結果として不足だったわけです」と指摘すると、議場からは「そうだ!」の声があがった。

 続けて「今回ナフサもそうですけれども、やはり不足してからでは命や暮らしに本当に大きな影響を及ぼすようなことがあるわけですから、ぜひですね、その情報がワーッと足りません足りませんと声が大きくなってから調査しても間に合わないということになると思うので、是非それに対しては情報をもとに積極的に政府として調査するなどどうなっているのかという実態把握に努めていただきたいと思いますが、総理いかがですか」と高市総理に意見を求めた。

 高市早苗総理は「今例えばナフサも含みますけれども、さまざまな製品についてですね、これはもう赤沢大臣のところでまず情報集約してほしい。厚生労働省はご承知のとおりシステムを持っていますよね。全国の病院、それから有床診療所に一斉に発信できるシステムを持っていますから、こういったものも活用しながらもプッシュ型で情報を集めてそして必要なものは赤沢大臣に伝える、そのタスクフォースのもとで目詰まりを解消していく、こういった取り組みを日々続けております」と回答。そして、「近々政府の中でこの問題の会議が開かれると思いますけれども、速やかに情報も発信していくということ今考えております」と述べた。

ABEMA NEWS)

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