
11歳の児童が行方不明になってから15日。自宅近くの山中の捜索が行われるなか、元警察官は直後の捜索と“明らかな違い”を指摘しています。
自宅近くの山中 集中捜索
現場が少しずつ、動き始めてきました。
報道関係者がずらっと集まっている、安達さんの自宅付近の山。この先で捜索活動が行われているものとみられます。現在、規制線が張られています。
周辺住民
「車が頻繁に通る所じゃないから、何かあったのかと。ざわざわしながら来ました」
京都府南丹市で行方不明になっている安達結希さん(11)。小学校6年生。
行方が分からなくなり、15日が過ぎました。先月23日、父親が小学校近くまで送り届けたのを最後に、行方が分かっていません。その6日後、学校から3キロほど離れた山中で、黄色い通学用リュックが見つかっています。
そして、7日朝5時半から捜索が行われているのは、小学校から9キロほど離れた安達さんの自宅周辺の山中です。
捜索が行われているのは「るり渓」と呼ばれる一帯。自宅から100メートルほど離れた山です。
上空から見ると、数カ所に警察は集中しているようにも見え、道路わきの草をかき分けている様子が見えます。
周辺住民
「もう上がってくるときから、すごいすれ違う車が多く、何かあったのかなと思いながら来た。普段見るような車じゃない。大きな車も数台すれ違って、止まっていたのを見て、いつもと違う雰囲気は感じた」
規制線が張られている場所を地図で見てみると、どこかに続く道ではなく、周遊している道路だということが分かります。
捜索現場は?
規制線が張られ、立ち入ることができないエリア。この先は、どうなっているのでしょうか。
以前公開された地図では、車一台がようやく通れるほど。街灯は見当たりません。
立てかけられた階段は、壊れたまま放置されています。
左手にはガレージもあり、ログハウスのようなものも見えます。
山を登る道は、かなり交通量が少ないのでしょうか。枯れ葉がそのまま敷き詰められています。折れた木はそのままに、側溝はあるものの、手入れがされていない様子が見て取れます。
周辺に立っていた看板には、1973年に開発に携わっていた不動産会社が倒産。その後、再整備を行っていると書かれています。
捜索現場の周辺住民
「渓谷もあって自然豊かで、ほとんど山。この辺は元々別荘地帯だった」
「ここら辺は別荘地。我々は別荘を買って土地を買って建てている。別荘として使う人と、住んでいる人が両方いる。私もそう。ここに住んでいる。舗装もあまり行き届いていない。だいぶ傷んでいる。落ち葉がいっぱいあるから滑るし、人目はない。平日はひっそりしている」
元警察官が感じた“変化”
7日、捜索の現場を見た元神奈川県警・鳴海達之さんは、6日から20人増員された捜索の状況は大がかりだと指摘します。
「いなくなっている結希さんに関する情報を、何かしら警察はつかんで、それをもとに捜索をやっていると思う。よほど核心的な情報がない限り、こういった大がかりな捜索はしない。裏を返せば、核心的な情報が何か入ったから警察が動いているんだろうと、私は理解している」
刻一刻と、警察の動きは慌ただしくなります。
「鑑識ぽくないですか」
「(Q.青い服を着ている人が?)いや、車自体が。あれ、そうだな」
「(Q.先頭を歩いている青い服の警察は?)鑑識ぽい」
「(Q.鑑識が入るということは?)何かが見つかるのか、見つかってもいいように。鑑識なのか、1課なのか、科捜研なのか」
「おそらく鑑識の車ではないか。後から見る限りラックみたいなのが見えたので、いろいろ作業する道具が入っている鑑識が使っている車ではないか」
現場には、こんな車両も…。
「先頭は警察の車だと思います」
「(Q.後の車両は?)消防関係だろうと思いますけど」
「(Q.消防関係がいる意図は?)今、考えられるのは、現場の立ち会い。立会人として行く。結希君の所持品なのか発見されている可能性」
実は、警察がこの付近で安達さんを捜すのは、今回が初めてではありません。番組は、先月27日にも、自宅周辺を捜索する警察の姿を確認していますが…。
「鑑識が来たということは、刑事事件に移行する可能性」
鳴海さんは、これまでと7日の捜索に、明確な違いがあると指摘します。
安達さんの行方がわからなくなって4日が経った先月27日。取材班は、自宅付近を捜索する警察の姿を目撃していました。
実は近隣住民によると、安達さんが行方不明になった直後から7日にいたるまで、警察は自宅周辺での捜索を続けてきたようです。
近隣住民
「水曜日(行方不明から2日)にすごい警察の人が来た。うちに防犯カメラがあるが『見せてもらえませんか』と」
「2日前(行方不明から13日)にも(警察が)来た。(付近が)空き家状態になっているところが多いので、そこをチェックしながら調べている雰囲気があった」
一方で、鳴海さんは、これまでと7日の捜索に、明確な違いがあると指摘します。
「捜索に鑑識が入るのは今までの池や川の捜索とは違う」
鳴海さんが注目したのは、これまで確認できなかった鑑識の姿。それが意味するものとは?
「(当初は)“事故的なもの”で見ていくが、(捜索の中で)“事件的な見方”をしてある程度ものが出てきたら、鑑識を呼び、出た資料を証拠化し、そこからまた資料を採取する。そういう手続きを踏まないといけないので、(現場に)鑑識が来たということは刑事事件に移行する可能性も」
(2026年4月7日放送分より)
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