

川崎市の製鉄所で7日午後4時20分過ぎ、「40メートルの高さの足場が崩れ、作業員5人が落下した」と通報がありました。
【画像】解体作業中に“500tの重り”落下か…川崎・製鉄所の足場崩れ3人重体1人不明

場所は、川崎区扇島の『JFEスチール東日本製鉄所京浜地区』。
警察によりますと、工事現場の足場が崩れ、4人がけがをして搬送。そのうち3人は、意識不明の重体です。また1人が行方不明で、海に落ちた可能性があるということです。
クレーンの解体作業中に、クレーンのバランスを保つための重りが足場に落下したということです。

大きな四角い穴が開いていて、穴の中には、捜索を行うダイバーの姿があります。
穴の周囲を見ると、地盤を支えていた鉄筋でしょうか。何本も切れて、海面に垂れ下がっている状態です。
対岸から、事故の瞬間を目撃した人。

事故の目撃者
「花火が爆発したような音だった。この辺で爆発が起きるわけじゃないだろうと見ていた。バーン、バーンと、子どもとかが驚いていた。茶色い水しぶきがバーンと、20~30m広がっていた」
クレーンから重りが落ちる瞬間、大きな音がしたといいます。

事故の目撃者
「最初、大きなパチンと切れる音がして、見てみたら、落下するのが見えて。土煙が上がって。そのあと、しばらくしてドーンと音がして衝撃がきた。あの三角形のクレーンの右端に何かつっていた。たぶん、そこにつっていた大きなものが落ちた。落下するのが見えた」

現場のクレーンは、原料を船から下すために使われていたもの。過去の映像と照らし合わせると、クレーンの先に、ドラム缶状の重りが確認できます。しかし、7日の映像では、その重りがありません。
警察によりますと、重りの中はコンクリートで、重さ500トン。その下に足場を組み、重りを解体しようとした際、重りが落ちて、足場が崩れたということです。行方不明となっているのは、重りの上にいた作業員です。

事故の目撃者
「(Q.風は強かった)南風がかなり強かった。いまも強いが、逆の風。切れるバンというような音で、見たら落ちるところだった」

この場所には、かつて高度経済成長を支えた京浜工業地帯最後の高炉がありました。事故現場は、船が運んできた鉄鉱石などを置く原料ヤードだったといいます。現在、高炉などの施設は解体され、データセンターの建設や、水素を使った火力発電などの再開発が検討されています。
