イランがホルムズ海峡開放表明 革命防衛隊と主張食い違い 19日にも2度目直接協議か

イランがホルムズ海峡開放表明 革命防衛隊と主張食い違い 19日にも2度目直接協議か
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 イランのアラグチ外相が、停戦期間の残りの間、ホルムズ海峡を全面的に開放すると宣言しました。一方で、革命防衛隊は「引き続き閉鎖する」と船舶に伝えているということです。

【画像】「ホルムズ海峡は引き続き閉鎖」革命防衛隊海軍からとみられる無線通信

革命防衛隊と“主張食い違い”

イラン アラグチ外相
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イラン アラグチ外相
「レバノンにおける停戦に伴い、停戦期間の残りの期間、ホルムズ海峡を通過するすべての商船に対し、調整済み航路において、航行が全面的に許可されることが宣言されました」

 日本時間17日夜、イランのアラグチ外相がSNSで発信した、ホルムズ海峡の開放。イスラエルとレバノンの停戦を受けての決定だといいます。

 トランプ大統領はすぐさま、この投稿を歓迎するコメントをSNSに投稿しました。

トランプ大統領
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トランプ大統領
「イランは、イラン海峡が完全に開通しており、自由な航行が可能であると発表しました。ありがとうございます!」

 その一方で、アメリカが行っているイランに対するホルムズ海峡の封鎖は解かないと発信しています。

「ホルムズ海峡は完全に開放されており、商業活動や自由な航行が可能となっていますが、イランとの取引が100%完了するまでは、イランのみを対象とした海上封鎖は引き続き全面的に実施されます」

イランの国営テレビ
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 イラン側も国営テレビは「ホルムズ海峡の通過には革命防衛隊の許可が必要になる」と伝えています。

 発信される情報が錯綜(さくそう)していることについて、中東調査会研究主幹の斎藤正道氏はこう話します。

「可能性としては革命防衛隊の方が、このアラグチ外相からの発表に反発しているという可能性がある。もう一つがアメリカが海上封鎖を解いていないということで、ここらへんの駆け引きとして、革命防衛隊としても通航に対してイラン側の許可が必要なんだと、そういうようなことを言い出しているという2つの可能性があった」

無線音声「引き続き閉鎖」

 ANNは、ペルシャ湾を航行する船が革命防衛隊海軍からとみられる無線通信を受信した音声を入手。その内容は…。

革命防衛隊海軍からとみられる無線通信
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「ペルシャ湾およびオマーン湾を航行中の全船舶へ。こちらはチャンネル16、イラン革命防衛隊海軍です。ホルムズ海峡は引き続き閉鎖されます」

 アラグチ外相の発信と真逆の内容です。音声はさらに続きます。

「我々は一部の愚か者たちのツイートなどではなく、ハメネイ師の命令により同海峡を開通させる予定です。ホルムズ海峡通過には革命防衛隊海軍の許可が必要です」

 やはり、イランも一枚岩ではないのでしょうか。

直接協議の争点は濃縮ウラン放棄

19日にも2度目直接協議か
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トランプ大統領
「(Q.次の協議のめどは?)この週末にあるかもしれません」

 現実味を帯びてきたアメリカとイランの対面協議。

争点は濃縮ウラン放棄
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 大きな争点は、イランが保有する濃縮ウランの扱いです。イランが濃縮ウランを放棄する見返りに、凍結資産、日本円でおよそ3兆1600億円分を解除する案が検討されていると伝えています。

トランプ大統領
「イランの濃縮ウランはアメリカがすべて受け取る。金銭の受け渡しは一切しない」

 交渉を有利に進めるための駆け引きが激化しています。

(2026年4月18日放送分より)

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