
いまだ多くの謎が残る京都府南丹市の事件。遺留品・遺体の移動…果たして親子の間に何があったのでしょうか。
【画像】遺体が一度遺棄された現場の可能性 ブルーシートが張られた公衆トイレ
残る多くの謎 結希さんの死因は?
安達結希さん(11)の遺体を遺棄した疑いで逮捕された安達優季容疑者(37)。犯行を認める供述をしていますが、いまだ多くの謎が残されています。
安達容疑者(逮捕前)
「(結希さんを)学校まで送った後、南丹市内のどこか別の場所に連れて行って殺害し、その場に遺棄した。首をしめつけて殺した(という趣旨の供述)」
安達容疑者は逮捕前の任意の聴取に対して「結希さんの首をしめつけて殺した」という趣旨の話をしていることが分かっています。
しかし、司法解剖の結果では死因は判明しておらず、警察は慎重に裏付け捜査を進めています。
去年12月再婚 同居始める
学生時代の安達容疑者を知る人は当時は優しい子だったと話します。
安達容疑者を知る人
「ええ子やもん、人思いで優しい。近所の子どもたちとも仲良かったし、おばあさんの買い物にも必ず付いていってた。みんなびっくりしている」
中学時代はサッカー部に所属、生徒会長も務め、真面目で優しい印象だったという安達容疑者。結希さんとの間に何があったのでしょうか。
結希さんと母親は約1年前まで南丹市内のアパートで暮らしていたといいます。そのころから安達容疑者とみられる男性の姿がたびたび目撃されていました。
同じアパートの住人
「週3ちょっと(で来ていた)。火事になった時に一番最初に声をかけられた。お母さんを抱きしめていたのは覚えています」
アパートが火事にあった際には、結希さんの母親に寄り添う姿を見せていたといいます。
同じ職場で知り合った安達容疑者と結希さんの母親は、去年12月ごろ再婚。安達容疑者は結希さんの養父になり、結希さんの母親の実家で親族と一緒に暮らしていたといいます。ただ、近所では安達容疑者の存在はあまり知られていなかったといいます。
近隣住民
「去年12月に籍を入れたとか、そんなことは初耳だった」
結希さんを知る人
「(Q.家族3人で過ごす様子は見たことある?)それは聞いたことないですね」
警察によりますと、結希さんが虐待や暴行を受けたとの相談はこれまでになかったといいます。
父親“通勤ルート”で遺留品発見
市街地から外れ、近隣住民もあまり寄り付かない山林で見つかった結希さんの遺体。一方で、最初に見つかった通学用のリュックは、ガードレールの裏側に無造作に置かれていました。
遺体発見の前日には、小学校から約6キロ離れた山中で、警察が捜索を行い、結希さんのものとみられる靴も見つかっています。
改めて地図を確認します。リュックと靴の発見現場。この2点をつなぐのは「府道453号」です。
実はこの道の先には安達容疑者の職場があり、日常的に利用していた可能性も考えられる、いわば「勝手知ったる道」だったのでしょうか。
この道沿いの店に設置された防犯カメラに安達容疑者が運転していたとみられる車が映っていました。
店員
「朝の早い時間にすごいスピードで入ってきて、なかなか荒っぽい運転の人やなと思って印象に残っている」
自動販売機で飲み物を買うために現れた黒い車。安達容疑者の自宅にあったものと同じ車種で、ナンバープレートの数字も一致しました。
この車で結希さんの遺体を遺棄したのでしょうか。そして遺留品を別々の場所に置いたとすれば、それはなぜだったのでしょうか。
公衆トイレに一時遺棄か
安達容疑者の逮捕容疑は「南丹市の山林のほか、別の場所にも結希さんの遺体を運び隠匿・遺棄した」というもの。遺体の遺棄を場所を変えて複数回にわたり繰り返した可能性があるのです。
南丹市内の観光地「るり渓」の公衆トイレにはブルーシートが張られていますが、中では警察官が鑑識作業をしています。
警察は18日、遺体が一度遺棄された現場の可能性があるとみて、南丹市内の公衆トイレ周辺の現場検証を行いました。
結希さんの母親や祖母ら家族と共に生活していた安達容疑者。身近な親族、あるいは捜索中の警察に気付かれるリスクを負いながら、なぜ遺体を移動させたのでしょうか。
(2026年4月19日放送分より)
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