
20日夕方、三陸沖を震源とする最大震度5強の地震が起きました。午後22時現在も津波注意報は解除されていません。
【画像】一時18万人以上に避難指示 岩手・久慈港で最大80センチの津波観測 青森で震度5強
時刻は午後4時52分ごろ。三陸沖を震源とする最大震度5強の地震です。激しい揺れは10秒以上続いたとみられます。地震の規模を示すマグニチュードは7.7で、深さは19キロと推定されています。

この地震の影響で、北海道と青森、岩手両県の沿岸部に津波警報が出されました。


津波は午後5時22分、岩手・宮古で40センチ、青森・八戸港では40センチの津波を観測しました。岩手・久慈港では最大で80センチの津波を観測しました。

地震と津波警報を受け、北海道・青森県・岩手県・宮城県・福島県の8万7842世帯、18万2181人に避難指示が出されました。

えりも町から避難した男性
「小さい頃から逃げることしか考えていない。3メートルくらいの波だったら岸壁超えてくる。その被害が心配」
函館市では避難中に地震も。

前田愛奈記者
「今、携帯から地震のアラームが鳴りました。しゃがんで揺れに備えています。今、揺れを感じています。函館市の五稜郭公園です。ちょうど今、津波の情報が入ってきました。津波の注意報が流されています」

避難した人
「ここは山なので、皆行っていたので、一緒に来ました」
中には外国人観光客の姿も。

シンガポールからの観光客
「日本で津波があることは知っていますが、今日起こるとは」
津波警報は午後8時15分に注意報に切り替わりました。

今回の地震で最も揺れが強かったのは、震度5強を観測した青森県の階上町です。

東北を走る新幹線は一時、運転見合わせとなりました。
東北新幹線(岩手・宮城県境付近)
「大きな地震が発生する可能性があります。身をかがめていただくようお願いします」
「揺れていますよ。横に揺れている」
この地震により転倒するなどして、これまでに4人が搬送されています。
津波 夜間の注意点は

気象庁の潮位計測のデータ、岩手県久慈市のデータです。潮位の変化を見ていくと、非常に大きくなっているところがあります。ここが午後5時半過ぎに80センチの津波を観測したところです。それ以降は、大体、同じぐらいか、やや小さいような津波を何度か観測しているのがわかります。

(Q.変化が少しずつ小さくなっているようにも感じられます。すでに津波注意報にも変わっています。この後、どうなっていくと考えたらいいでしょうか)
京都大学防災研究所 西村卓也教授
「最大の80センチを超えることは、今後はあまりないのではないかと思いますけれども、変化というのは、しばらく続きます。特に、海岸に近寄ったり、あるいは海の中に入るといったことは非常に危険ですので、今後もしばらくは控えていただきたいと思います」
(Q.夜の遅い時間に入ってきました。現在、避難中の方々は、どのようなことに気をつけなければいけないでしょうか)

京都大学防災研究所 西村卓也教授
「後発地震情報も出ているので、まずは、身の安全を図るということ。あと、さらに大きい地震も来るかもしれないという準備を十分にする。特に、今後、大きな揺れがあった場合に、速やかに逃げられる体制であったり、情報がすぐに入るように注意していただきたいなと思います」
(Q.おとといも長野で震度5強、5弱の地震がありました。離れたところの地震というのは、何か連関線のようなものを疑った方がいいのでしょうか)
京都大学防災研究所 西村卓也教授
「今回の地震と、長野の地震に関して言うと、やはり距離が相当、離れていますので、直接の因果関係はないと思います。ただ、今回の三陸のような地震ですと、日本海溝と千島海溝の周辺では、今回の地震の影響を受ける可能性も、十分、ありますので、その周囲の方は注意しておく必要があると思います」
