20日、村山富市元総理のお別れの会が営まれ、社民党の福島みずほ党首が追悼の辞を述べた。
【映像】福島みずほ党首が「追悼の辞」を述べた瞬間(実際の様子)
福島党首は、日本社会党委員長で、社民党の初代党首であった村山元総理に対し「村山元総理のお別れの会に当社民党を代表して心から哀悼の意を表します。村山富市さん、本当にありがとうございました。村山富市さんは私の政治の父であり、土井たか子さんは政治の母でした。社会党・社民党を通じて最後まで社民党員として社会党・社民党をけん引し励まし、守り、そして社民党にとどまらずたくさんの平和を思う人たち、生活が第一だと思う人たちを励まし続け、政治のリーダーシップを取ってこられたことに心から感謝をし、哀悼の意をささげます」と語りかけた。
続けて「日本国内だけでなく、アジア、世界の人たちを励まし続けてこられました。私は村山さんから『戦争だけはやっちゃいかん』ということを言われてきました。学徒出陣のこと、戦争での経験など話をしてくださいました。一緒に中国を訪問し、中国の要人と会い、また盧溝橋記念館を訪れ、村山さんの『書』を見ました。そんな中で村山さんの平和への思いを何度も聞き、また親しみやすいお人柄に感銘を受けてきました」と振り返った。
村山元総理の功績については「たくさんありますが、私は何と言っても『村山談話』をあげたいと思います。村山談話は歴史の中で輝いています。村山談話はいろんな人の意見をもちろん聞きながらも、何日間も村山さんがこもって一字一句推敲しながら作り上げたものだと聞きました」と述べ、談話の一節である『わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に過ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのおわびの気持ちを表明いたします』を引用。
その上で「今世界で戦争が起き、また日本の中で憲法9条改悪の動きが強まっている中で、村山談話を継承し発展させていくことが、日本が当事国となる戦争を止め、平和をつくっていくことにつながると確信しています。村山政権のもとで、被爆者援護法の制定、水俣病被害者の救済および水俣病問題の解決に関する特別措置法の制定、優生保護法を母体保護法に変えることなどに取り組んでくださいました」と話した。
さらに、福島党首は村山元総理との個人的な交流についても言及。「大分に行った時に実家を訪れると、いつもいつも『頑張れ頑張れ』と本当に励ましてくださいました。涙が出るほどうれしかったです。とんちゃん(村山元総理の愛称)に『頑張れ』と言われると、本当に社民党で、そして政治の場面で頑張ろうと力が湧いてきました」と語った。
最後には「このご恩は決して忘れません。本当に優しく励まし続けてくださったことで頑張れました。優しくて話しやすくて絶対に上から目線ではなく励まし続けてくれる寛容な村山さんという面と、平和や生活が大事という信念を揺るがせることなく大事にし、ぶれない信念の人、村山さんという面と、政治の責任をとことん追求して誠実に向き合うという面とさまざまな面を村山さんはお持ちでした。村山さん、本当にありがとうございます。亡くなられて本当に寂しいです。村山さんがずっとおっしゃっていた憲法を守り生かしていくことをこれからも実践していきます。どうか私たちを見守っていてください」と締めくくった。
(ABEMA NEWS)

