湯河原“殺人放火”事件 10年ぶり“犯人”新映像 元刑事の注目ポイントは

湯河原“殺人放火”事件 10年ぶり“犯人”新映像 元刑事の注目ポイントは
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 神奈川県湯河原で高齢女性が殺害され、住宅を放火された事件。警察が新たな映像を公開しました。

【画像】事件発生当時の様子 火が弱まり、救出されるかと思われたが…

女性が殺害され放火

神奈川県湯河原町で起きた殺人放火事件
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 “未解決”となっている事件の発生当初の映像です。

 神奈川県湯河原町で起きた殺人放火事件。寝室に横たわる66歳の被害者の額には、包丁が突き刺さっていました。

元警視庁刑事 吉川祐二氏
「マスクをしてますね。服装の乱れはあまりないのが気になる」

過去に公開された映像
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 事件から11年の2026年4月21日、警察は犯人とみられる人物を捉えた新たな映像を公開しました。

平井さんが通っていた
湯河原町地域作業所たんぽぽ
鈴木雅之元所長

「チェック柄の袋、平井さんの家にあったもの。たぶん犯人が着替えたものが、入っているのかなと」

 被害者を知る人からも、新たな証言です。

当時66歳
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 神奈川県湯河原町で事件が起きたのは、2015年の4月21日。被害者は平井美江さん(当時66歳)です。

火が弱まり、救出されるかと思われたが…
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 これは事件発生当時、消防や警察が到着する前に撮影された映像です。

 近隣住民が被害者を呼ぶ声も。現場では、消防がすぐに消火活動を開始。火が弱まり、間もなく救出されるかと思われましたが…。室内で隊員が目撃したのは、包丁が刺さった状態で横たわる被害者でした。

寝室は、ほとんど燃えていなかった
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 被害者の遺体は寝室のベッドに仰向けで布団がかけられており、右の額には包丁が刺さっていました。

 頭部には10カ所以上の刺し傷と鈍器で殴られた痕があり、死因は脳が損傷を受ける「脳挫滅(のうざめつ)」でした。

 現場の住宅では、遺体が見つかった寝室はほとんど燃えておらず、居間が激しく燃えていたといいます。

 平井さんは事件当時、この一軒家で1人暮らしでした。通っていたという障害者福祉施設の鈴木元所長に話を聞きました。

平井さんが通っていた障害者福祉施設の元所長
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「本当に近所付き合いは、かなり頻繁。隣近所や近くのお店など、話し好きだったので関係性も良かったと思う」

“犯人”か 新たな映像を公開

公開された新たな映像
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 犯人が見つからないまま、過ぎてしまった11年。

 21日、神奈川県警は犯人とみられる人物を捉えた映像を新たに公開しました。黒っぽい服装の人物は、JR湯河原駅のほうへと真っすぐ歩き、マスクを気にするような様子も映っています。

位置関係
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 撮影されたのは現場からおよそ140メートルの場所です。

 平井さんの死亡推定時刻は午前5時ごろ。映像には午前5時すぎに映っていました。

うつむき気味に、JR湯河原駅へと向かった人物
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 その後、うつむき気味に、JR湯河原駅へと向かったこの人物。駅の中で撮影された映像も、すでに公開されています。

 そこには、慣れた様子で改札を通る姿や、エスカレーターに乗る姿も確認できます。黒っぽい服装に、大きめのマスク、手にはチェック柄の紙袋を持っていました。

 この映像を見た障害者福祉施設の鈴木元所長は…。

「(犯人は)当時の服などは、もう破棄したと思うが、たぶん犯人が着替えたものが袋の中に入っているのかと思う。チェック柄の袋も、平井さんの家にあったもの」
「(Q.服装も平井さんの?)そうですね、靴も平井さんのものだと思う。(作業所に)来ていた時の服が、何点かあるが、それに間違いないと思う」

 鈴木元所長は犯人とみられる人物が持つ袋や身に着けている靴・服を、いずれも平井さんの持ち物として認識していました。

 犯人は現場にあった被害者の服や靴に着替え、元々着てきたものは平井さんの袋に入れて持ち去ったのではないかと考えているそうです。

「あの時間帯に、あの袋を持って電車に乗ったら、とても特徴があるし、目立ったかと思う。残忍な手口で殺害されたこと、本当に許せない」

元刑事 歩き方に注目

元警視庁刑事 吉川氏
「口元を押さえているって感じが」

 映像を見た、元・警視庁刑事の吉川氏は、犯人とみられる人物の歩き方に注目します。

犯人とみられる人物の歩き方に注目
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「今回、このような動いている映像、歩いている映像というのは非常に重要。一般の人たちが見て、顔もそうだが、歩き方に特徴がある場合も多々ある。画質が鮮明とは言えないが、歩いている姿が長時間映っている。場合によっては目撃者なり、この人を知っているとか、そのような人が出てくる可能性が非常に高い」

 その、歩き方について言えることも…。

「非常に伏し目がちで、ただし逃げている、走っている様子ではない。走ることが不審点を与えるという見方を持ったのかもしれない。顔が映らないように、伏し目がちで歩いていると感じた」

粘り強くさまざまな人から情報を
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小田原警察署 太田広明署長
「粘り強くさまざまな人から情報をいただいて、その情報を潰していく捜査が必要」

犯人とみられる人物の特徴
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 犯人とみられる人物は、身長が170センチくらいの痩せ形。警察は情報提供を呼び掛けています。

小田原警察署 捜査本部:0465ー32ー0110

(2026年4月21日放送分より)

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