
20日の地震により『後発地震注意情報』が出された地域に住む人々には不安が広がっています。ゴールデンウィークを前に対策も始まっています。
【画像】GWを前に…住民の“不安”『後発地震注意情報』対応に悩む水族館も
一夜明け 住民の“不安”

八戸市民
「まだ不安だよな。また来るような情報もあるし」
青森県では、4カ月前には震度6強の地震が発生しています。
海鮮処鮫浦 店主
「短いスパンで大きな地震が来たので、怖い気持ちはだんだん大きくなっている」

前回の地震でひびが入った隣の建物の壁が、屋根に落ちてきた所も。

菓子司紅屋 店主
「(天井を)全部取ってしまわないと。中で柱も折れている。何回も地震が来ているから、みんな弱くなっている。忘れた頃にまた来るんですよ、必ずね。仕事しないわけにもいかないし」

21日朝になって、明らかになった被害もあります。宮城県石巻市では踏切付近に大きな穴が2つ。地震で水道管から漏水し、陥没したとみられます。この影響で、JR仙石線の一部区間で運転見合わせが続いています。
現地に入った気象庁機動調査班。今後1週間程度、大規模地震への備えを求める後発地震注意情報が出される中、観測環境の点検を行いました。

20日に発生した津波のシミュレーションを東北大学が公表しました。地震直後、津波は主に岩手県に向かいますが、大陸棚の影響で屈折して、南方や湾内へと伝播していく様子が分かります。実際、宮城県では、養殖施設に被害が出ていました。
GWを前に…葛藤と防災意識
対応に悩む水族館があります。
もぐらんぴあ水族館 宇部修館長
「思い出しました3.11」

岩手県久慈市の『もぐらんぴあ水族館』は東日本大震災の津波で全壊しました。20日は休館日でしたが、出勤していた職員らが高台に避難しました。

もぐらんぴあ水族館 館長
「はっと緊張感が高まるというか。あまり感じたくない感覚ですが」

通常、午後6時まで営業していますが、地震が来た場合、明るいうちに避難行動が取れるよう、22日から30分営業時間を短縮します。

もぐらんぴあ水族館 館長
「ゴールデンウィークがこういう形になって、立場的にはつらい。少しでも短くすることで、お客様が海に向かわないように。安全安心を提供しながら、楽しんでいただけるように頑張っていければ」
今回の地震では、3道県で8人がけがなどをしました。
21日午後、地震調査委員会の臨時会が開かれ、夜に会見が行われました。

地震調査委員会
「岩手県普代村の観測点が東方向に約8センチ移動するなど、岩手県を中心に東北地方の広い範囲で地殻変動が観測された」
改めて警戒を呼び掛けています。
