22日、衆議院連合審査会において、中道改革連合の有田芳生議員が、北朝鮮による拉致被害者である横田めぐみさんの母・横田早紀江さんが「盗聴されていた」と発言した。
まず有田議員は10日の国会質疑における、中道改革連合の長妻昭議員による「内閣情報調査室の職員が国会議員を尾行したことがあるのではないか?」という質問に触れた。
その上で「私は2010年に参議院議員になり、その時から様々な問題に取り組んでまいりました。当時は民主党政権で内調(内閣情報調査室)の職員が定期的に私の部屋にいらっしゃいました。毎週いらっしゃっていた。神奈川県警からの出向の方でした。特に秘書さんとは仲良くなって、時には食事をされていた。それが、民主党政権が2012年12月に安倍政権に代わりました。政権が代わったのに、それからも私の部屋に人はどんどん人事異動で内調の方は代わったんだけれども、私の部屋には神奈川県警の出向の方がずっと来ていらっしゃったんです。内調の職員の方々が神奈川県警の出向だっただけではなくて、私によく情報を聞きに来てくれた防衛省の情報担当の方も神奈川県警の出向者でした」と振り返った。
次に有田議員は横田滋さんと早紀江さんに関する自身の体験を語った。
「実は、私は2012年2月から2016年の夏まで、横田滋さん、早紀江さんと、3人だけのミッションをお互いに確認して、誰にもわからないように定期的に4年近くお会いしておりました。横田夫妻は、当時は、おそらく今もそうでしょうけれども、1週間に誰にお会いするのか、メディアの人あるいはいろいろな団体の人に会う、それをA4版の紙に書いて神奈川県警にファックスで送っていたんです。おそらく早紀江さんは今もそうでしょう」
「当時、滋さん、早紀江さんと私は3人だけで共通の目的があったので定期的に話し合っていたんだけれども、ある時、横田早紀江さんは『有田さん、お父さん(滋さん)が失敗しちゃってね、ファックスを出す中で有田さんと会うことを書いてしまった』と。(それに対し私は)『いや、そういうこともあるでしょう』と。それで(その時は)終わったんだけれども、それ以降、横田滋さん、早紀江さんは2014年の3月10日から4泊5日でモンゴルのウランバートルに行って、横田めぐみさんの娘さんのウンギョンさんとその家族にお会いになった。感動の出会いでした。これは、安倍総理の決断と、特に外務省のすごい努力で実現した安倍政権の成果でした。モンゴルから帰ってきた日に早紀江さんから私に電話がありました。本当に嬉しかった。声が弾んでいた。それまでとは違う早紀江さん、滋さんだった。じゃあ、私は『細かいことを聞かせてくださいよ』ということで、4月5日にあるホテルの部屋で話をお聞きしました。話を聞いて、9日後にもう一度話を聞きました」
「それからしばらく経って、私のスマートフォンに朝7時48分に早紀江さんから電話が入っていた。何事かと思った。そんな時間に電話かけてくる人じゃありませんから。私が電話をしたら、早紀江さんは『有田さん、盗聴されてましたよ』と驚かれた。何かというと、詳しく調べましたけれども、私たちがホテルの密室で話し合っていたことが、9日後に私たちが会っていたその時間帯、午後3時38分に横田滋さん、早紀江さんのご自宅の留守番電話に、9日前に私たちが密室で話していた言葉が吹き込まれていた。びっくりされた。早紀江さんも滋さんも」
「私はそれ証拠保全しておりますけれども、誰がやったのかわかりません。団体なのか組織なのか民間なのかわからない。いまだわからない。だけど、一般的に盗聴するということは、誰が誰と話していて、何をやろうとしてるのかは確認することなんだけれども、そうじゃない。早紀江さん、滋さん、有田と会っていることを『私たち』は、あるいは『私』なのか知らないけども、『わかってますよ』という脅しなんですよ。そういうことが何度もあった、実は」
有田議員はこの体験を受けて「だから、そういうことが、実際にどこが何をやったかわからないけれども、不安だから、プライバシーの侵害があるかもしれないから、長妻(昭)さんはそこのところをちゃんとチェックする必要があるんじゃないかということを内閣委員会でもずっと指摘をされてきたわけですよね。だから、そういう恐れがないような国会のチェック機能であるとか、あるいは、現場の人たちに無理強いをしないような体制とか、そういうものを作っていかなければいけないというのが、今度の法案の一つの大事なポイントだと思うんです。これは事実ですから、そのことだけをお伝えをしておきたいと思います」と述べて、「工作基礎調査事項」という機密文書の質問に移った。
(ABEMA NEWS)

