
世界各国の若手外交官らが20日から東京に集まり、研修を行っている。21日朝に番組が取材すると、一風変わった形で日本との交流を深めていた。
滞在のクライマックスは…
日本語で談笑する、さまざまな国から集まった外国人たち。彼らは未来の駐日大使の“卵”だ。
世界中から集まり、日本語や日本文化を学ぶ研修に参加している。
マレーシアから来た人
「8カ月のプログラムで主に2つのことを学びました。日本語と日本の文化です」
日本滞在のクライマックスは…マラソン!?
45年間続く伝統ある研修
外務省が主催する「外交官・公務員日本語研修」に参加するのは、ODA加盟国の若い外交官や公務員たちだ。
外務省 人物交流室 小室千帆室長
「こちらで学んだ人たちが、外交官であれば将来大使になって、日本に戻ってきて日本のことをよく分かる大使として活躍してくださるということがあると思います」
ODA対象国の35歳未満の外交官や公務員が対象で、日本語や日本文化を学び、外務省やJICAの職員と交流を行うという研修だ。
最初は1981年で、それ以来45年続いていて、これまでに150の国と地域から1000人を超す外交官や公務員が参加している。
今回の研修に参加したきっかけを聞いてみた。
マレーシアから来た人
「日本語とか日本の文化、2つの国をつなげるたくさんのことを学ぶために来ました」
メキシコから来た人
「私は文化と日本の歴史、興味があります」
この研修がきっかけで、外交官としてのキャリアアップにつながるケースが多いという。
約30年前に参加した大使
2024年から駐日ケニア大使を務めるモイ・レモシラ大使。およそ30年前、「外交官・公務員日本語研修」に参加した。
この研修に参加したことが、外交官としてのキャリアに大きな影響を与えたのだという。
「私は1995年のプログラムの参加者でした」
外交官1年目での参加だった大使。初めての外国滞在で驚くことも多かったという。
「雪も初めて経験しました。こんな寒い冬は、今まで経験したことがありませんでした。それでも勉強を続けなくてはいけませんでした」
レモシラ大使は日本での研修以来、必ず続けていることがあるという。
「研修は、他の言語を学ぶという意欲を与えてくれます。日本語を学んだ後、どこの国へ行ってもその国の言語を学んでいますよ。文化の多様性も大切にするようになりました」
今回、大使という立場でのインタビューのため、ケニアの公用語である英語で答えてくれたが、インタビューを終えると、緊張が解けたのか、日本語で話してくれた。
そしてこの日、ケニア大使館を訪問した現在プログラムに参加しているジョン・マシラさんとも…。
レモシラ大使
「日本語しゃべるんですか?」
マシラさん
「少し。ちょっと難しくて。面白いです」
レモシラ大使
「でも、面白いですよ。頑張ってくださいね」
未来の大使の卵は、レモシラ大使が30年前に参加した場所から飛び立とうとしている。
外務省の「交流ラン」参加
マシラさんたちは21日朝、外務省のマラソン部との交流マラソンイベント「交流ラン」に参加した。
御徒町駅前のパンダ広場から雷門を通って、吾妻橋を目指すおよそ3.5キロのマラソンだ。雷門では、記念撮影をした。
マシラさん
「(Q.気持ちいいですか?)とてもいい。(普段)あまり走りません。でも、頑張りました」
「外交官・公務員日本語研修」は残すところ、あと1カ月。
マシラさん
「とても楽しかった」
「(Q.未来の大使として戻ってきてね)はい!」
(2026年4月21日放送分より)
この記事の画像一覧
