
連日住宅街に姿を現しているクマ。目撃数は去年と比べて“激増”しているといいます。
クマ 住宅街を駆け抜ける
秋田市の中心部にある住宅街。玄関に設置された防犯カメラに映っていたのは、大きなクマです。
住宅が立ち並ぶ道路を駆け抜けていきます。防犯カメラが設置された家の住人は、驚きを隠せません。
自宅前にクマ出没 住人
「朝、秋田のクマダス(情報マップ)で自宅周辺に『出没情報』メールが来ていた。同じ時間帯の映像を確認したら、クマが自宅前を横切っていた。本当に信じられない、驚き。結構大きかったので」
この映像を見た専門家によりますと、体長は1メートル以上あるといいます。
クマの生態に詳しい
岩手大学 山内貴義准教授
「おなかの周りは、そんなに太いわけではない。冬眠明けで餌(えさ)を探して徘徊(はいかい)している感じかなと」
クマが現れたのは、JR秋田駅からおよそ2キロの住宅街です。
秋田市では今月、クマの目撃情報が22日の正午時点で87件に及び、4月としてはすでに過去最多となっています。
クマ出没急増
22日、取材班は秋田市へ。
クマが出没したのは、19日の午前5時40分すぎ。人通りは少ない時間帯ですが、クマが通り過ぎたその直後、あわやの事態が。
画面左側の路地から現れたのは、近隣住民でしょうか。わずか20秒ほど前に、クマが走っていた道路を歩いていきます。
間一髪、クマと鉢合わせる事態は免れましたが、防犯カメラの映像を確認した住人は、不安を抱いています。
自宅前にクマ出没 住人
「怖い。時間帯が遅ければ、鉢合わせしていた可能性も。道路の真ん中を歩いてきて、家のほうによったり中央を歩いたり。何かを探している感じで歩いていた」
クマと遭遇して、襲われる被害を懸念する声も。
近隣住民
「怖い。出会ったらどうしよう。その辺りの家に避難できるのか。この道は去年も(クマが)よく出ていた」
秋田県ではクマの目撃情報が、今月208件。去年の同じ時期に比べ、3.4倍にまで増えています。
住民に不安
取材班は今回、市街地でクマを捉えた防犯カメラ映像を3カ所で合わせて7つ入手しました。
玄関の防犯カメラに、クマの姿が…14日の正午すぎです。白昼の住宅街を、肉付きの良い体を揺らして、走っています。
クマは隣のアパートの駐車場を通り、畑のほうへ。防犯カメラの所有者で、自宅の敷地からクマを目撃した佐々木忍さんです。
「アパートと隣の家の境が、そこのブロック。ちょうどその隙間を斜めに走っているのを目撃した」
すぐ、目の前に、クマが…。
「こんなものを持ちながら、恐る恐るいた」
とっさに手にしたのは、柄の長いハンマーです。
「『あ、いた』と思って。こんなの振っている場合じゃないと、すぐに家に入って。一瞬で飛びかかってくるかと恐怖は感じた」
すぐに防犯カメラを確認すると、クマは自宅の前を通っていました。
「防犯カメラで確認した段階で震えが止まらない。こんな近くに来るんだと。ぞわっとした。身の毛がよだつという感じ。結構な大きさだったので、間近で見たら威圧感、身の危険を感じた」
実は、去年の春にも自宅にクマが現れていました。その時の映像です。クマは建物の横を通り過ぎ、裏庭へ。今月と去年5月、同一の個体なのでしょうか?
「去年は『まさか』、今年は『またか』。2年連続で出ているので、何らかの通り道になっているのか」
さらに近くの住宅でも、庭にクマが侵入。窓際に設置した防犯カメラの先は、草木が生い茂る庭です。そこへ、時刻は18日の午後6時すぎ。クマは庭を通り過ぎ、隣の住宅のほうへ進んでいきます。
自宅にクマ出没 住人
「木の脇を通って奥へ向かっていった。動きが速いなと。そんなに暗い時間帯じゃないから、子どもや歩いている人に出くわすとまずい」
「(Q.小学校なども)近いです。うちも子どもが通っているから危ない」
岩手県では21日、行方不明者を捜索していた警察官がクマに襲われ、重傷を負いました。
現場周辺の沢で成人女性とみられる遺体が見つかり、体には複数の損傷があることから、クマに襲われた可能性もあるといいます。
付近の人からは、「数日前に子グマを目撃した」との情報も出ています。
(2026年4月22日放送分より)
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