“春カラス”の被害が多発 ハンガー狙うワケは?意外な対策も

“春カラス”の被害が多発 ハンガー狙うワケは?意外な対策も
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 ベランダに侵入したカラスが狙っているのは洗濯物ではなくハンガーです。さらに専門家によると、春のこの時期、人が襲われる被害も相次ぐと言います。簡単にできる意外なカラス対策とは。

【画像】ハンガーを持ち去るカラス

カラスが“ハンガー泥棒”なぜ?

 都内で驚きの映像が撮影されました。

洗濯物を落とすカラス
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 マンションの高層階のベランダに現れたのは、一羽のカラス。干してある洗濯物をクチバシで突いています。そして…次々と洗濯物を落としていきます。

 撮影した住民は…。

撮影者
「この時期毎回そうだがハンガーを持っていかれる。朝起きると服だけが下にある状況が結構あった」
「(自分が)いない時に来ちゃうと、好き放題やっていく感じ。そこからも持っていく。ごっそり持っていかれたりする。大きな被害ではないがちょっとイラッとくる」

ハンガーを持ち去るカラス
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 東京だけではありません。札幌でも。ベランダに姿を見せたカラス。ハンガーをくわえ、羽ばたいていきました。

 さらに、ベランダには再びカラスが。またしてもハンガーをくわえて飛び去って行きました。しかし、これでは終わりません。カラスはためらう様子なく、ハンガーを持ち去っていきました。

 執拗にハンガーを狙うカラス。東京で撮影した人は、これまでにおよそ20本のハンガーを取られたと話しています。

「1回(ハンガーを)取るところに遭遇して、どこに行くんだろうと思い見たら、 (マンションの)すぐ下にある大きな木の上のほうに入っていった。そこがねぐらなのかなと」

 一体なぜ、このような行動をとるのでしょうか?

札幌カラス研究会 中村眞樹子代表
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札幌カラス研究会 中村眞樹子代表
「今ちょうど“子育て”を始めた時期。巣作りをして卵を抱いている。カラスは巣作りの時に、鳥の巣って、土台があって細かいものを積み上げて作るが、ハンガーは土台としてしっかりしている。(積み上げは)土台工事」

 カラスは春のこの時期、繁殖期を迎えます。丈夫な巣を作るため、次々とハンガーを集めるそうです。

ハンガーで作られたカラスの巣
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 22日、取材班が向かった先にも…都内の電柱の上には数えきれないほどのハンガーで作られたカラスの巣が。大量のハンガーが折り重なるように積み上げられています。

 すぐ近くにも、ハンガーがぶら下がっている電柱があります。

 近隣住民は過去に被害に遭ったと言います。

近隣住民
「(Q.(カラスに)ハンガーが狙われる?)それはあるかもしれない。植木のちょっとした木やハンガーとかを過去に取られた。ハンガーをかけっぱなしにしていて気が付いたらなくなっていた。見つからずですね。まさにあんな感じ。取られたハンガーはあんな感じ。繁殖期になるとよく鳴いてコミュニケーションをとっている雰囲気は感じる」

停電や火災の原因に

 電柱の上に次々と作られるカラスの巣。ときに、深刻な問題を引き起こします。

停電や火災の原因に
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 例えば、金属製のハンガーが電線に触れショートすると、停電や火災の原因に。東京電力の管内だけでも、カラスの巣の撤去件数は毎年およそ3000件に上るといいます。

 宮城県内では22日、電柱の上にできた巣の撤去作業が行われました。

「停電発生確率が高いので撤去する」
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東北電力ネットワーク
仙台南電力センター配電工事課
金田佳夫副長

「例年気温が上がっているので、巣を作る時期が若干早まってる気がする。針金とか金物とかがある所は、どうしても停電発生確率が高いので、そのような所は撤去する」

襲われないための対策は?

人を襲うケースも
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 さらに、注意が必要なのは停電以外にも。繁殖期を迎えたカラスは警戒心が強まり、人を襲うケースも増えるといいます。

中村代表
「鳥は、カラスに限らず1年の中で一番重要なのは子育てすること。それに全神経、全体力をつぎ込む状態になっていて、常に神経を高ぶらせている状態」

 襲われないために、私たちができる対策はあるのでしょうか。

「一番いいのは傘を差す」
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「一番いいのは傘を差す。傘って全体隠れるので、仮にカラスが後ろから来たとしても気づかない、分からない。当然頭も蹴られない」

 ただ、常に傘を持っているわけではありません。そこで、今すぐ、誰にでもできる対策を聞きました。

「頭は蹴られない」
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「両腕を真っすぐに上げてゆっくり立ち去ってください。立ち去るか、もしくは戻る、走らずに。それが今のところ一番いい。(カラスが)後ろから蹴ろうとすると、頭より腕のほうが上にきてるから頭は蹴られない。手の上を飛ぶか、横を横切る。頭は蹴られない」

 また、専門家は、カラスを刺激することにつながるため、石を投げる・棒を振り回すなどの行為はしないよう呼び掛けています。

(2026年4月22日放送分より)

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