「カノッサの屈辱は1077年とすぐ答えられるが、アンチモンの化学番号と言われても」茂木外相の答弁に議場笑い レアメタルの安定供給めぐり質疑

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茂木敏充外務大臣
【映像】議場に2度笑いがおきた瞬間(実際の様子)
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 タジキスタンとの投資協定などが議題となった22日の衆議院外務委員会で、チームみらいの宇佐美登議員が、タジキスタンにあるレアメタルについて質問した。

【映像】議場に2度笑いがおきた瞬間(実際の様子)

 宇佐美議員は「特に私の注目はタジキスタンの鉱物資源で、アンチモンという半金属、レアメタルがある。私、理系なんで、化学記号でいうとSbで原子番号51なんですね」と切り出した。

 アンチモンは難燃性を高める特徴があり、ブレーキパッドなどの自動車用部品、電線の被覆材、太陽光パネルなどに使われている。タジキスタンの2024年の生産量は約1万7000トンで、中国に次ぐ世界2位。日本でもかつては採掘されていたが、枯渇により現在は全量を輸入に頼っているという。

 宇佐美議員は「太陽光発電、アンチモン・カルコゲナイドという方法もある。今、政府を挙げて頑張っているペロブスカイト電池というのも曲がったりしてすごく便利なんですが、このアンチモン・カルコゲナイドも非常に難燃性が高かったり耐久性が強い、さらには放射線に対しても強いということで、これからどんどん日本も含めて宇宙に行った方がいいなという中で、このアンチモンを利用した太陽光発電も非常に今後価値が出てくると思っています」と期待を示した。

 そのうえで「鉱物の安定供給に向けて、経済産業省やJOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)などと外務省さん、役所の縦割りを廃した連携を進めるべきと考えておりますので外相の見解を伺いたいのと、同時に今回せっかく協定も結んでいくわけですから、エネルギー鉱物資源専門官をタジキスタン大使館にも配置するべきだと考えますが、いかがでしょうか」と質問した。

 これに茂木敏充外務大臣が「まずすごいなと思いましたのは、私、バケ学(化学)が大の苦手でありまして」と話すと、東大卒、ハーバード大学院修了の“秀才”大臣の意外な告白に議場は笑いに包まれた。茂木大臣は続けて「カノッサの屈辱は何年かと聞かれれば1077年とすぐ答えられるんですけれども、アンチモンの化学番号と言われても51番というのは初めて聞いたところであります」と話し、もう一度笑いが起きた。

 茂木大臣は続けて「エネルギー鉱物資源の専門官につきましては、世界的な鉱物資源確保の競争の激化、国際的なエネルギー自給構造の変化、またそれぞれの国への日本企業の進出状況等を踏まえて配置する在外公館を決めていますが、ご指摘の在タジキスタン大使館への配置についても今後前向きに検討していきたい」と答えた。

 さらに「重要鉱物を含みます鉱物資源の安定供給確保は急務でありまして、外務省としてもご指摘の経済産業省であったりJOGMECをはじめ関係省庁とオールジャパンで取り組んで、同志国と連携しながら鉱山開発から精錬設備に係る協力で供給源の多角化に取り組んでまいりたい」と述べた。(ABEMA NEWS)

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