
延焼の範囲が拡大し続けている山火事。火の勢いが衰えることなく、住宅街に迫っています。
約2600人に避難指示
火の勢いは、衰えることを知りません。岩手県大槌町で発生した火災。火は住宅街にも…度重なる被災に、不安は募ります。
火災の通報があったのは、22日午後2時前。現場に着いた取材班が、火の手を捉えます。
夜がふけるにつれ、火の勢いは増していきます。
通報があったのは、大槌町小鎚。そして、別の地区からも火の手が…。
直線距離にして10キロほど離れた吉里吉里地区でも、夕方から火災が発生しました。まるで溶岩が流れるように、山肌は赤く染まります。
消防団
「全員集合。6分団全員集合でお願いします。吉里吉里の民家100メートル手前まで火が下がってきている状態なので、そちらに出動願いますという指示が出た」
午前6時現在、200ヘクタールに拡大。住宅を含む少なくとも7軒が焼けたとみられます。正午すぎ、約2600人に避難指示が出ました。
街は一面…煙に
市街地に迫ったのは、炎だけではありません。
高台から市街地を映したカメラ。午前5時半ごろ、まだ街並みが見えていましたが、徐々に街が白煙に包まれる様子が見て取れます。
小鎚地区と吉里吉里地区の間にある役場や駅などがある大槌町の市街地。街は一面、煙に包まれます。
強風注意報が解除された大槌町。風が収まったためか、煙がたまっています。
住民が22日から撮影した動画が、迫りくる火の手を映します。
22日夕方、煙が上がっていた山。夜になると火が街に迫り、夜が明けると、辺り一面白煙に包まれる様子が見えます。
日常生活にも支障をきたします。
住民
「ふもとに(煙が)おりてきている。しっかり見えるでしょう。それが心配」
「(Q.ポストの白い部分は灰か?)これか、これはそうだね」
自転車店とカフェを営む女性。営業できる状況ではありません。
自分のお店を休んだ人
「仕事を休んだ。自転車店とカフェ」
「飲み物とか着替えとか、ちょっとした食べ物」
取材中にも、周辺には避難指示が出されます。
防災無線
「…地区の方は避難をお願いします」
避難指示が出されたことで、住民が避難します。家の前に水をまいている人もいました。
住民
「火花が飛んできたら大変かなと思って。今、自分でできることをして避難したほうがいいのかなと」
住民
「家がその辺なので、避難しようかと思って。(持ち物は)自分の薬とか、携帯の充電の線とか」
「(Q.必要なものを準備する時間なく?)です。こんな程度で」
本降りの雨となった関東。無情にも雨雲は、岩手にはかかりません。週末にかけ、まとまった雨は降らない見通しです。
(2026年4月23日放送分より)
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