
ホルムズ海峡の主導権をめぐり、混迷はさらに深まりました。停戦期限が延長されても、事態は日に日に悪化しています。
【画像】トランプ氏「拿捕は停戦違反ではない」混迷深まるホルムズ海峡の覇権争い
トランプ氏「拿捕は停戦違反ではない」

高速艇が向かう先にあるのは「MSC」と書かれたコンテナ船。自動小銃を身にまとった覆面姿の兵士たちが船内に雪崩れ込みます。標的はもう1隻。別のコンテナ船にも兵士たちが乗り込んでいきます。
革命防衛隊は、ホルムズ海峡で2隻の船舶を拿捕(だほ)し、イラン沖に移送したと発表。その映像とされるものが、SNSや国営メディアを通して拡散されています。

海峡を封鎖して2カ月が経とうとしている中、拿捕という強硬手段に出たのは初めて。緊張の度合いがさらに一段高まった形です。

今のところ、アメリカは事を荒立てるつもりはないようで、報道官いわく、トランプ大統領は「アメリカ船籍ではないため、停戦違反とはみなしていない」そうです。
ホワイトハウス レビット報道官
「大統領はイラン側の回答を待っており、その間は攻撃を控え、停戦を維持します。大統領は回答期限を設けていません。停戦期間の決定は、最高司令官たる大統領の専権事項です」
“機雷除去”に6カ月か…先見えず
そうこうしている間に、想定を上回る事態に陥っているかもしれません。

ワシントン・ポスト(22日)
「国防総省は議会への報告で『イランがホルムズ海峡と、その周辺に20個以上の機雷を敷設した可能性があり、これを完全に除去するには6カ月かかる可能性がある』と伝えた。紛争の経済的影響が今年の後半、あるいはそれ以降まで続く可能性があることを意味する」

状況を変えるためには、一刻も早い停戦と海峡封鎖の解除が必要ですが、今のところ、両国の交渉に進展がみられたという情報はありません。
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