
人気観光地に衝撃が走っています。旭山動物園に勤務する男性が、警察の任意の事情聴取に「動物園の焼却炉に妻の遺体を捨てて燃やした」などと話していて、殺害もほのめかしています。
【画像】正門から一番奥にあたる関係者しか立ち入れない場所に位置する焼却炉
旭山動物園で「妻の遺体燃やした」
2日連続となった25日の現場検証。焼却炉付近を重点的に、防護服を着た複数の捜査員による鑑識活動が行われました。
焼却炉は、正門から一番奥にあたる関係者しか立ち入れないバックヤードに位置します。
旭山動物園の従業員
「すごくショックです」
「(Q.焼却炉は出入りできる?)園内で仕事する時、朝方とかは入れる。そこら辺は立ち入りは全くしたことないです」
普段は動物の死骸を焼却する際などに使用されていて、獣医や担当の飼育員などしか入れない建物だといいます。
旭山動物園の職員の男性(30代)
「焼却炉に妻の遺体を遺棄して燃やした」
任意の事情聴取に対し、こうした趣旨の話をしている旭山動物園に勤める30代の男性職員。動物園の元職員によると、焼却炉の火力はかなり強いと言います。
動物園の元職員
「基本的に動物が死ぬと、死因の特定や研究のために病理解剖をする。その解剖した動物を焼却炉で焼く。動物の死骸から菌やウイルスが出ないよう、焼くと最終的には骨が残らないほどになる」
これまでに妻(30代)の遺体は見つかっていません。
地元の観光業にも衝撃
事態が動いたのは23日のこと。
男性は警察が話を聞き始めた23日も、通常通り動物園に出勤していたということです。
警察が男性に事情聴取を行ったきっかけは、妻の関係者による「先月下旬ごろから連絡が取れない」といった警察への相談からでした。
年間130万人以上が訪れる旭山動物園。動物たちのありのままの姿が見られる行動展示が人気の北海道屈指の観光スポットです。
管理する旭川市によると、3日後の29日から夏季営業を開始する予定でしたが、捜査状況によっては延期も検討しているといいます。ゴールデンウィークを控え、地元の観光業にも衝撃が走りました。
タクシー運転手
「旭川は半分以上観光(目的)は動物園ですから。バスが満員になるとタクシーを使ってくれるんですけど、29日からの営業もどうなるのか」
動物園の近くで宿泊施設や駐車場を営む男性も…。
宿泊施設や駐車場を営業する人
「延期されると困る。泊まりで来る人もいるから、駐車場も一番ゴールデンウィークが稼ぎ時だから」
なぜ逮捕にまで進展せず?
事の推移を見守る地元の人たち。しかし、なぜ、男性職員が遺体の遺棄を供述しているにもかかわらず、逮捕にまで進展していないのでしょうか?
元神奈川県警の捜査1課長・鳴海達之氏は、2日間にわたる焼却炉の現場検証でも、供述を裏付ける有力な証拠が見つかっていないのではと推測します。
「供述の裏付けとなるものが一切出てきていないから逮捕はできていないのでは。当然、燃やした後のものがあるわけです。人の遺体は簡単になくなるものではない。骨の一部が残っていれば、DNAがとれるわけだから。小さい骨すら残っていないということになると、本当に焼却炉にいれたのか、疑問を持たざるを得ない」
そうした中、警察の捜査は、25日、新たな動きを見せました。
警察は動物園の車2台。24日にも男性に関連する車1台の、合わせて3台を押収。遺体の遺棄に使われた可能性があるとみて調べています。
鳴海氏
「いなくなった妻が、どういう経緯でいなくなったのか、最後にどこに足取りがあるのか、(男性が)それにどう絡んでいるのかを解明する。そうすれば、遺体が見つからなくても逮捕状の請求はできると思う」
(2026年4月26日放送分より)
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