
大阪には、今も多くの古墳が残っています。街の中にひょっこり現れるものから、世界遺産に登録されたものまで。古墳愛あふれる人と、空から横から近くから……いろんな見方で巡ってきました。
“超ビューティ墳”に興奮
古墳大好きシンガー・まりこふんさんと行く「古墳巡りin大阪」。まず、やってきたのは、大阪府堺市にある大仙公園です。
まりこふんさん
「こちらは大仙公園という公園になっておりまして、ここは百舌鳥古墳群の中にあるんです」
武隈光希アナウンサー
「じゃあ、一気に古墳が楽しめちゃう?」
まりこふんさん
「一気に古墳が楽しめますよ!あちらにちょっとこんもりしているの分かります?あちらは孫太夫山古墳。こっち側にも見えますかね?木の影になっている、向こう側にマウンドがあるじゃないですか、竜佐山古墳といって、帆立貝型前方後円墳」
2人がやってきた大仙公園は、世界遺産である百舌鳥古墳群にある公園です。その中には、なんと12基もの古墳があります。古墳好きにはたまらない公園です。
そんな公園に隣接するビュースポットから見える古墳が、最初に紹介したいという“超ビューティ墳”です。
まりこふんさん
「こちらが履中天皇陵古墳でございます」
武隈アナ
「大きいですね…」
まりこふんさん
「大きいですよ。日本で3番目に大きい古墳ですから」
全長約365メートル、日本で3番目に大きい前方後円墳・履中天皇陵です。
まりこふんさん
「ここから見ても、整ったきれいな古墳という感じがするんですけど、実は航空レーダーで調査したところ、等高線を作成してみたら形が崩れてなくて美しい形なんですよ。地震とかもあっただろうに。全く崩れてなくて、すごく美しい、“ビューティ墳”な……下のほうに、いいサービスがあるんですよ。穴あいているの、分かります?」
武隈アナ
「なんの穴ですか?」
まりこふんさん
「ここから柵なしで見ることができて、写真を撮ることもできるんですよ!」
武隈アナ
「ありがたい。柵があると、ピントが手前に合っちゃいますからね」
まりこふんさん
「分かります!柵がなくて撮れるから、いい写真が撮れますね」
キング・オブ・キング古墳
続いて紹介してもらうのは、まりこふんさんが古墳にハマったきっかけでもある「キング・オブ・キングな古墳」です。
武隈アナ
「雰囲気が違いますね」
まりこふんさん
「なんか、ありがたみを感じませんか?『仁徳天皇陵古墳』ご存知ですか?」
武隈アナ
「歴史の授業で習いましたよ!」
5世紀中ごろに築造された前方後円墳で、第16代仁徳天皇のお墓といわれています。
まりこふんさん
「エジプトのクフ王のピラミッドと、中国の秦の始皇帝陵と、この日本の仁徳天皇陵。これが世界三大墳墓。その中でも、世界一面積が大きいのが、この仁徳天皇陵です。キング・オブ・キング!」
武隈アナ
「まりこふんさんが古墳にハマったきっかけが、ここにあるって聞いたんですけど……」
まりこふんさん
「そうなんですよ。この鍵穴の形が見たくて音楽活動の合間にここに来て、『よし、この形見てやろう!』って思ってきたんですけど、大きすぎて全く分からなかったんですよ。そして宮内庁の管轄で中にも入れないんですよ。だから『ちょっと!もっと知りたい!古墳のこともっと知りたいよ!』となって。そこから古墳を調べるようになったり他の古墳に行くようにもなったりしたんです!」
武隈アナ
「本当に、まりこふんさん誕生の地といってもいい?」
まりこふんさん
「そうです!唯一外側から墳丘部分が見える所が、ここの拝所になります」
仁徳天皇陵の全貌に涙
お参りをしたあと、まりこふんさんはこう話します。
まりこふんさん
「横からしか見られない。これもいいんですよ、もちろん。古代人と同じ目線で古墳を見ているので、正しい見方ではあるんですけど、やっぱりこの鍵穴の形を見たくないですか?」
武隈アナ
「見たいですよ」
まりこふんさん
「最近、上から見られる方法ができたんですよ」
武隈アナ
「なるほど、気球!想像していませんでした!」
まりこふんさん
「私も実は、まだ乗ったことがないんです」
去年10月から運行を開始した「おおさか堺バルーン」。地上約100メートルの高さまで上昇し、上空から仁徳天皇陵や堺の街並みを見ることができます。
まりこふんさん
「だんだん前方後円墳のくびれている部分が見えてきましたよ!」
武隈アナ
「3Dですね!」
乗員
「ここが約100メートル地点でございます」
武隈アナ
「すごい!こんな街中に!」
まりこふんさん
「こんな大きい古墳が、よく街中に残ってきましたよね。先ほどまでいた拝所はあそこに…これは古墳好きじゃなくても“コーフン”しますよ!」
武隈アナ
「間違いない!」
先ほど横から見た履中天皇陵も、上空からはまた違った姿を見せます。
武隈アナ
「これも上から見るとまた…」
まりこふんさん
「全然違いますよね!最高!」
武隈アナ
「上から見る景色は違いますね。この景色は、ここだけですもんね」
まりこふんさん
「そうですね。感動して涙が出てきてしまいました…」
武隈アナ
「まりこふんさんが感動の涙を…何が一番グッときますか?」
まりこふんさん
「セレブ中のセレブじゃないですか、大スターに出会えたっていう。うれしいーと思って…やっぱり下からだと本当に会えているかどうか分からない感じなんですけど、こうやって全景が見えると私は今仁徳天皇陵に会えている、大スターに会えているんだっていう感動がすごくて…」
高架下に残る“超愛され古墳”
最後の古墳は、珍しい場所に残されている“超愛され古墳”です。
2019年に世界遺産に登録された古市古墳群のエリアにある、小さな古墳だそうなのですが……。
武隈アナ
「これ高速(道路)ですよね。こんな所にあるんですか?」
まりこふんさん
「ちょっと面白い感じの古墳なんですよ」
武隈アナ
「あった!あれ古墳ですか!?高架下にあるのが面白いですね」
西名阪自動車道の高架下にある赤面山古墳です。隣の大鳥塚古墳に埋葬された人物に仕えていた人物のお墓と言われています。小さな古墳ですが、まりこふんさんが推すポイントがあります。
まりこふんさん
「橋脚が1本少なくなっていて……」
武隈アナ
「本当だ!ここの部分だけ妙に長いですよね、間が……」
まりこふんさん
「古墳を避けて高速道路を通してくれているんですよ。古墳を避けるようにアーチ型にしているんです。高速道路の開発をすることになって、どこにどうやって高速道路を通そうってなった時に、一番小さい赤面山古墳の所に通そうってなったわけなんですよ」
武隈アナ
「でも残そうと」
まりこふんさん
「そこなんですよ。絶対にお金がかかるじゃないですか、アーチ型にしたり。ちゃんとお金をかけてでも残して高速道路を通そうとしてくださったんですよ」
(2026年4月14日放送分より)
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