坂本眞一氏の漫画『イノサン Rougeルージュ』のマリー・アントワネットを描いたイラストレーションがコロタイププリントにより作品化され、東京・麻布台ヒルズの「集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー」にて展示および販売される。期間は4月28日から6月28日まで。
【画像】坂本眞一「イノサン / 眠るマリー・アントワネット」の展示風景(10枚)
『イノサン』および『イノサン Rougeルージュ』は、18世紀のフランス革命期のパリを舞台に、国王ルイ16世の斬首刑を指揮した死刑執行人のシャルル‐アンリ・サンソンと、妹のマリー‐ジョセフ・サンソンを描いた作品。坂本氏はフルデジタルで作画を行っており、編まれた髪、繊細なレース、煌めくアクセサリーといった繊細な描き込みが「すさまじい画力」「これはマンガなのか?絵画なのか?」と国内外の読者を驚嘆させている。そして人物の顔のラインは、一度描いた線を極細の線で消してぼかす、という技法により、柔らかなニュアンスを与えている。
今回作品化されたのは、ベルサイユ宮殿でパーティーに明け暮れ、貴族たちと床で眠り込むマリー・アントワネットを描いたシーン。実用化された写真製版技法としては最も古いとされる「コロタイプ」を用い、明治時代創業の便利堂(京都)の工房にてモノクロームダブルトーンでプリントされた。用紙にはフランス・Zuber Rieder社の「PUR COTON COCAINE」が使用されており、仕上がりサイズは574mm x 400mm。
また、展示にあたっては、薔薇やトランプ、グラスが床に散らばる情景と、幻想的な赤とピンクのライティングを組み合わせ、作品の世界観をギャラリー空間に再現しているという。
■展示情報
・企画名:坂本眞一「イノサン/眠るマリー・アントワネット」
・開催期間:2026年4月28日(火)~6月28日(日)
・開催場所:集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー
・営業時間:11:00~20:00(休廊日は公式サイトを確認)
(C)Shin-ichi Sakamoto / Shueisha Inc.
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