5年前、すべてを失ったどん底の状態から山へと向かった東出昌大(38)が、移住の真相を静かに語った。
ABCテレビで5月4日から放送された『東出昌大の野営デトックス』は、人里離れた山奥で生活する東出が、都会で戦う芸能人をゲストに迎え、1泊2日の過酷な野営生活を共にするドキュメント番組である。大自然の中で己と向き合い、心の淀みを洗い流す「デトックス」をテーマに、飾らない本音の対話が繰り広げられる。
山あいに建つ古びた家で、東出は自身の移住当時を「まあ全部ですよ。お金も信用も住処もない…どうしよう…みたいな」と振り返る。俳優として混迷の渦中にあった5年前、彼が選んだのは、食事から排泄までをすべて自然の中で完結させる現在の生き方だった。斧で薪を割り、重いソリを引くその姿には、かつての葛藤を乗り越え、自らの手で生活を営む人間の力強さが宿っていた。

