
岩手県大槌町の山林火災発生から1週間。2日続けての“恵みの雨”です。
【画像】元の生活願い「雨降りますように」自宅に戻る準備 山林火災“深刻な局面は脱した”

仙台市消防局
「残火処理を我々やっていたんですけど、だいぶ少なくはなってきて、やはり、きのうの雨が大きいんじゃないか。(Q.雨は効果的に働く)とてもいいんじゃないかなと」
雨はくすぶる火を消し、再び、火の手が上がらないように防いでくれることも。雨が降る前の山の様子と比べてみると、前日に少量とはいえ、雨が降ったことも影響してか、煙が少なく、これまでとは様子が違います。

26日夜には、パチパチという音とともに、炎も見えていた国道沿いの斜面。さらなる延焼の可能性もありましたが、28日は、煙もほとんどみえなくなりました。
今後の活動について、消防隊は、こう話します。

仙台市消防局
「地中というか腐葉土というか、木の根っことかが燃えてるので、やはり目視とかで確認しないといけない」

町の発表によりますと、焼失面積は、27日から15ヘクタール増えていますが、これまでに比べるとだいぶ収まりました。
避難指示区域では、住民が自宅に戻る準備を始めていました。
5日前、自宅に火の手が迫っていた女性。1歳の男の子を連れて、隣の山田町の実家へ避難していました。

避難していた住民
「毎日、とりあえず。ちょっとずつ位牌(いはい)とかを、大丈夫かなと、戻している感じ」
いまも室内に漂う、焼け焦げた臭い。それでも、早く戻りたい思いがあります。
避難していた住民
「子どもを戻していいものか。私は、もう帰ってきても、大丈夫なんですけど、煙でぜんそくとかになると、一生ものかなと。まだ決断ができない部分がありますよね」
それでも、早く戻りたい思いがあります。

避難していた住民
「父も80歳で、まだ仕事しているので、ずっと赤ちゃんと一緒にいると、何回も起きてくるので、仕事に影響が出るんじゃないか、気遣っちゃうんですよね。顔にも疲れが出てたりするので、迷惑かけてるなと」
母親が向かったのは、自宅の裏山にある神社。元の生活に戻れるよう、手を合わせます。そのそばには、焼けた跡が残されています。

避難していた住民
「無力ですね、本当に人っていうのは。雨、いっぱい降りますように」
数時間後、雨が降ってきました。
避難していた住民
「0.0001%は願いがかなったんでしょうかね。でも、多分、皆さんが空を見て思っていたでしょうから。本当にもう恵みの雨です。こんなに雨が恋しいと思ったことってない気がします」

町は深刻な局面は脱したとみていて、上空から熱源などを確認したうえで、避難指示の解除を判断するとしています。また、政府は、今回の山林火災について、局地激甚災害に指定する方針を明らかにしました。
