人気観光地・奥日光が渇水で“異変” ゴールデンウィーク直撃

人気観光地・奥日光が渇水で“異変” ゴールデンウィーク直撃
この記事の写真をみる(11枚)

 ゴールデンウィークも人気の「奥日光」。この観光地で今ある異変が起きています。名物の遊覧クルーズは停泊所すべてを通過する事態になっています。

【画像】水量が減って筋のように水が流れる華厳の滝

華厳の滝に異変

華厳の滝
拡大する

観光客
「思っていたより水量がないのかな?」

 勢いが足りない、観光客は異変に気が付いていました。

 三名瀑の名の通り、普段は轟音(ごうおん)とともに水しぶきが上がりますが、29日は水量が減り、筋のように水が流れるのみです。

愛知からの観光客
「もっとすごいかなと思ったが、水が少ない、今」

スロベニアからの観光客
「もっと水が多かったら迫力あるだろうね」

 どうして、こうなったのでしょうか。

中禅寺湖の水位低下で滝に流す水量調整
拡大する

栃木県日光土木事務所 佐々木専保全部長
「中禅寺ダム(湖)があることで、少ない量だが(華厳の)滝に水を流す取り組みを行っている」

 華厳の滝の水源である中禅寺湖の水位が下がったため、滝に流す水量をダムで調整しているということです。

陸が見えてしまっている
拡大する

 華厳の滝と中禅寺湖を結ぶ場所は、普段は水位が高く道路のそばまで水がありましたが、最近では陸が見えてしまっています。

中禅寺湖の水量は?

 29日、船の上から中禅寺湖の水量を見に行きました。

アナウンス
「前に見えた浜辺が菖蒲ケ浜です」

停泊所に止まらず
拡大する

 菖蒲ケ浜の停泊所に近づきますが、停泊所をスルーしてしまいます。通常は、いくつかの名所に停泊しながら1週するコースですが、29日は水位が低下しているため停泊できないといいます。

通常より水位は1.4メートル低下
拡大する

中禅寺湖遊覧船 山野井秀一さん
「水が少なくて船がつけられない。各桟橋に船が止まるまでには1メートル40センチほど水が少ない状態」

 通常より水位は1.4メートル低下。湖の水位が1272.88メートル以下だと船は停泊できません。

 水位が下がり、橋の傾きも急になっていました。

中禅寺湖遊覧船 山野井秀一さん
拡大する

山野井さん
「湖面からこの辺です。通常水があるのは」
「(Q.本来、私たちも…)水の中」

上野島
拡大する

 湖に浮かんでいるはずの上野島(こうずけじま)も水位の低下により、周囲と地続きになってしまいました。そこではこんな逸話が船内で流れます。

アナウンス
「勝道上人が上野島で雨ごいの祈願をされたところ、鬼怒川流域の農村が飢饉(ききん)から救われた」

 問題は、やはり雨。

山野井さん
「昨年の雨が少なかった。冬の雪が少なかったことが大きな影響」

水位低下で仮の桟橋

 名物にも影響が出ています。

菖蒲ケ浜レストラン 齋藤勇さん
「釣り船がここから出ます」

ヒメマス釣り
拡大する

 中禅寺湖で4月に解禁されるヒメマス釣り。長年、愛好家に親しまれていましたが、29日は水位の低下で沖までちょっと距離があります。そのため…。

齋藤さん
「桟橋がないと客が出られないので、そのために仮の桟橋を作っています」

仮の桟橋を作った
拡大する

乗客
「水が少ないのが残念だが、1カ月すると山が緑になってきれい。桜がきれいでいいなと思う」

今が見頃の桜
拡大する

 奥日光の桜は今が見頃です。

山野井さん
「多くのお客様に来ていただくには、やっぱり天候が第一になる。雨が降って少しずつでも水位が回復することを願うばかり」

(2026年4月29日放送分より)

この記事の画像一覧
外部リンク
この記事の写真をみる(11枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る