
東京都福生市で17歳の少年をハンマーのようなもので殴り、逃走していた男が、60キロ以上離れた千葉県習志野市で1日午後に確保され、殺人未遂の疑いで逮捕されました。「殺すつもりはなかった」と容疑を否認しています。
【画像】「殺すつもりはなかった」“ハンマー殴打”逃走していた44歳の男逮捕
“ハンマー殴打”44歳の男を逮捕
事件から2日、警視庁は、17歳の少年をハンマーのようなもので殴った殺人未遂の疑いで、44歳の高林輝行容疑者(※高=正しくは、はしごだか)を逮捕しました。捜査関係者によると、習志野市内のアパートの一室に1人で潜伏していたといいます。居住者との関係はまだ分かっていません。

先月29日の朝、JR福生駅近くの住宅街で、高林容疑者は男子高校生をハンマーで殴って2人にけがをさせた後、自宅に戻り、駆け付けた警察官にスプレーのようなものをまいて、3人にけがをさせました。その約4時間後、自宅に突入した警察が家の中を探し回りましたが、容疑者の姿はこつぜんと消えていました。すでに裏口から逃走していて、警察は無人の家を取り囲んでいたとみられます。
近隣住民
「すごく怖い。草むしりしようと思ったけど、やめておこうと」
事件から56時間 逃走に車使用

高林容疑者が逮捕されたのは千葉県習志野市。直線距離で60キロ以上、2度の夜を越え、どのように移動したのでしょうか。高校生に殴りかかった際、止めようとした母親(81)は、息子に出頭するよう訴えていました。

高林容疑者の母親
「名乗り出てきたらいいのに…」
捜査関係者によると、高林容疑者は歩いてJR福生駅方面に向かったということです。逃走の一部には車も使用し、東京から埼玉などを経由して習志野市に入ったとみられています。
延増惇ディレクター
「駅から離れた閑静な住宅街の一角にあるコインパーキングです。こちらに容疑者が逃走に使った車があります。容疑者が乗り捨てたとみられています。断熱シートのようなもの、恐らく目隠しをするためということなのでしょうか。それとも、ここで寝泊りができるようにしていたのでしょうか。中にはペットボトル。容疑者がこの中で飲み物を取りながら過ごしていたのでしょうか」
誰の車なのか、盗難車なのかなど詳しいことは分かっていません。
先月30日、近くの住宅に捜査員が訪れ、張り込みをしていたという話もあります。

近隣住民
「ここまで来ると、土地勘がないと。怖いですね。まさかこんな所まで来るとは思わない」
「殺すつもりはなかった」と否認
逮捕を受け、母親が心境を語りました。

高林容疑者の母親
「つらくてつらくて本当に申し訳なくて。安心しました」
(Q.千葉県習志野市に知り合いは)
「彼が知っているかは知りませんが、私自身は知らない所です」
確保時に凶器などは所持しておらず、抵抗することなく、素直に応じたということです。

高林容疑者の母親
(Q.伝えられることがあれば何を伝えたい)
「彼自身の人生で、これがマイナスの結果にならないように、良い方向に向くきっかけになるように。人を傷付けたりしないで穏やかに逮捕されたというのであればうれしいし、良かったと言いたい」
殺人未遂の容疑で逮捕された高林容疑者。「殺すつもりはなかった」と容疑を否認しています。
