
大阪府和泉市の集合住宅で、2人暮らしの母親と娘が首など複数個所を刺されて殺害された事件。元交際相手とみられる男が、娘に対する殺人の疑いで逮捕されました。
【画像】“直前に電話”幼なじみ「被害者が金貸してた」母娘殺害“元交際相手”逮捕

村上裕加さん(41)を殺害した疑いで逮捕されたのは、杉平輝幸容疑者(51)。「持ってきた包丁で首などを、複数回、刺して殺したことに間違いありません」と容疑を認めています。
動機については、まだ明らかになっていません。今後の捜査で明らかにしていくとしています。
杉平容疑者が、捜査線上に浮上した1つの理由は、防犯カメラによる捜査だということです。
所村武蔵アナウンサー
「事件が起きたとみられる時間帯に、現場周辺を徘徊する不審者がいたそうです。防犯カメラをリレー方式で確認すると、杉平容疑者が暮らす堺市のマンションに帰宅したといいます」

裕加さんの母親・和子さん(76)についても、杉平容疑者は、殺害の関与をほのめかす供述をしているということです。

事件は、先月8日、裕加さんが職場に現れなかったことから発覚しました。「裕加さんが職場に来ていない」と連絡を受けた親族の男性が、2人が暮らす部屋を訪ねます。2LDKの室内で、駆けつけた警察官が2人を発見します。

和子さんはリビングで、裕加さんは台所で倒れていました。2人は、病院に搬送されることなく、その場で死亡が確認されました。
死因は失血死。共通するのは、頭や首、背中に10カ所以上の刺し傷や切り傷があったことです。また、抵抗した際にできる防御創もあったとされています。

死亡推定時刻は午前4時ごろ。2人は、寝間着のような服装だったといいます。
警察は、当初から“強い殺意”を持った犯行とみて、捜査を進めていました。
ただ、2人を知る人たちの口から聞かれたのは、地域のため、社会のために労を惜しまない親子の姿です。

親子を知る人
「すごく仲の良い印象と、いつも笑顔だった印象。よく車で一緒に出掛けていたし、亡くなったというのが、いまだに信じられない。実感がない」
知人によりますと、和子さんは、学校の先生をしていたそうです。退職後は、地域のお寺の活動などに積極的に参加していたといいます。
裕加さんは社会福祉士。どんなときも前向きに仕事に取り組んでいました。

裕加さんの元同僚(先月10日)
「まさか違うでしょと、元気でいるよね、家どこだったかなとか、頭真っ白になってしまった。ショックです。既読がついてほしかったです。頑張る頑張ると、すごく前向きで、年上の私の方が勇気とパワーをもらっていた」
裕加さんの幼なじみだという男性は、村上さん親子の死亡推定時刻、午前4時ごろに、裕加さんと電話で話していたそうです。

裕加さんの幼なじみ
「『助けて』とかもなかったので、物音がして、ぷつって電話が切れて。そこから折り返し連絡もないし、電話も出ない、ラインも既読つかない。次の日、ニュースでやっていたので、現場まで行って、警察官に話した。(Q.そのときに悲鳴は)悲鳴とかは聞こえない。物音は聞こえたんですけれど、バタンかガタンか、そんな音が鳴って、電話が切れた」
男性は、裕加さんから杉平容疑者の話を聞いていました。2人は、8年ほど前から交際していたということです。

裕加さんの幼なじみ
「途中からは、親に『別れた』と言いながら、付き合い続けて。僕は『やめておいた方がいいよ』と言いました。お金にだらしないし。(Q.裕加さんがお金を貸していた)そう、お金を貸したり。携帯も、自分で借りられないから、裕加名義で借りて渡して。携帯代も10万円超えしているのに、裕加が全部払っていました。(Q.杉平容疑者はいくら借りていた)150万円くらい」
ただ、事件の直前に、裕加さんから別れたと聞いたそうです。
裕加さんの幼なじみ
「『8年も続いているから、ドロドロになるんちゃうか』と言っていたが、すっきりさっぱり別れられたみたい。1回で、すっぱりと」
警察は、杉平容疑者と村上さん親子の間に何らかのトラブルがあったのか、動機は何だったのかなど、詳しく調べています。
