GWなのに真夏日観測 「正直しんどい」熱気球やショベルカー体験には原油高の波も

GWなのに真夏日観測 「正直しんどい」熱気球やショベルカー体験には原油高の波も

前日の雨から一転、関東などは2日、好天に恵まれ、各地の行楽施設は、ゴールデンウィーク本番を楽しむ多くの人で賑わいました。原油高騰の中、今年は皆さん、どう過ごされているのか、総力取材しました。(5月2日OA「サタデーステーション」)

人気の観光地 江の島は大混雑

報告・仁科健吾アナウンサー
「午後7時半の西武園ゆうえんちです。いま花火大会が始まりました。会場からも歓声があがっています」

ゴールデンウィークの夜空を彩る無数の花火。地上からは歓声もあがっています。

お昼過ぎ、人気の観光スポット、江の島をヘリコプターで上空から見てみると…。

報告・仁科健吾アナウンサー
「午後1時すぎの江の島です。入り口付近は大混雑です。商店街の方を見ていきますと、細い道が人で埋め尽くされています。ずっと奥のほうへと混雑が続いています」
「(江の島へ向かう橋では)車は渋滞していますね。車がずっと連なっています。駐車場も見えてきました。ほぼ満車となっていまして、止められるスペースがありません」

天候にも恵まれ、各地の観光スポットが多くの人で賑わっていました。

遊園地では早くも暑さ対策

報告・水上真生ディレクター
「こちらではパラソルの中で涼む人の姿が多く見受けられます」

埼玉県所沢市の西武園ゆうえんち。

札幌からきた家族
「札幌では感じられない気温です。暑くてやばい。札幌でこの時期絶対半袖ないので、今年最初の半袖ですね」

2日の所沢市の最高気温は26.9℃と、6月下旬並みの暖かさとなりました。小型ファンを首にかける人や、かき氷で涼をとる人たちの姿も。そんな中、ひときわ賑わいを見せていた場所が…。

報告・水上真生ディレクター
「家族連れの姿が多く見られます」

GW限定で解放されている「さざなみエリア」。

利用客
「今年初めてです。気持ちいいです」

西武園ゆうえんち 西田知宏総支配人
「近年ものすごく暑さが早く来る、厳しくなるということですので、並ぶ列にテントを設置したりだとか、あるいはミストファンの設置、直接ミストを噴出したりとか、そういったことをしています」

まだ5月に入ったばかりだというのに、園内の各所では、すでに暑さ対策が進められていました。

全国222地点で夏日 真夏日地点も

報告・矢代玲依ディレクター
「いま10時になり(摘まんで)入口が開きました。一斉に向かっていきます」

多くの人が押し寄せていたのが、例年およそ40万人が訪れる、東京・お台場の「肉フェス」です。2日、都心の最高気温は、今年1番の27.5℃を記録。お肉ではなく、カキ氷を食べる子どももいました。大変なのが、多くの肉を焼く店側です。

報告・矢代玲依ディレクター
「焼いているスタッフの顔を測ってみると、50℃近いですかね。非常に暑そうです」

出店者
「作業中は休憩をこまめにみんなに回して、あと水分補給」

また、来場者に対しても、小まめに水分補給することを呼び掛けていました。2日は関東から西日本にかけて暖かい陽気に包まれ、絶好のお出かけ日和に。全国の222地点が夏日となり、最も暑かったのは、高知県黒潮町で30.3℃と、全国で唯一、真夏日となりました。一方、茨城県東海村ではレジャー事故も発生。潮干狩りをしていた男性2人が沖に流され、1人が死亡、もう1人の行方はわかっていません。

報告・仁科健吾アナウンサー
「東名高速下り、午後1時過ぎですが渋滞が発生しています。3車線がすべて車で埋め尽くされていて、なかなか思うように流れていません」

高速道路では下り線で混雑のピークを迎え、午前中には20キロを超える渋滞が各地で発生。各新幹線も混雑のピークで、北陸新幹線では東京駅での自由席の乗車率が最大150パーセントになりました。各交通機関も下りで混雑のピークを迎える中、あえて近場の公園で過ごす人たちもいました。

公園で過ごす家族
「人が、遠くに行くと混んで多いので」

公園で過ごす親子
子「ユニバとか…行きたいですね」
父「無理だ(苦笑)」

今年のゴールデンウィークについて、「特に予定はない」と答えた人が4割を超えたという、インテージによる調査もあります。

原油高騰 GW観光を直撃

レジャーに出かける人たちにも、変化がありました。

東京から訪れた家族(栃木・那須塩原市)
「遠出というよりも車で2~3時間で行ける範囲で行きたいなと探して」

レジャー予約サイトの運営会社「アソビュー」によると、都内在住ユーザーの予約先は、去年と比べ千葉県や栃木県などで約1.6倍に増加。今年は物価高などを背景に、近場に出かける傾向が強まっているといいます。

こちらは栃木県のレジャー施設。自然の中で乗り物などが楽しめ、関東からの来場者が多く訪れるといいます。体験できるのは本格的なショベルカーのため、使用しているのは…。

ジャイロライドパーク 中村敦樹代表(栃木・那須塩原市)
「燃料はガソリンになっています。お客様数でいうと4組くらいやるともう空に近くなってしまうので…、正直いまの料金を続けるのはしんどいですね。ただ企業努力で、お値段据え置きできればなと」

イラン情勢の影響で一時190円台まで急上昇したガソリン価格。3月には政府の補助金が入り、今週は169円台まで下がってはきましたが…。

ジャイロライドパーク 中村敦樹代表(栃木・那須塩原市)
「燃料費も大きいですし、物価高騰も関連してある。そういったところを考えると結構厳しい」

LPガスも値上がり 業者悲鳴

意外なアクティビティも、影響を受けていました。熱気球からの景色を楽しむプランを提供している会社は。

ウイニングバルーンクラブ 今村辰之助代表(埼玉・加須市)
「熱気球はプロパンガス(LPガス)を使っていて燃焼させて炎の熱で上昇する。そのプロパンガスが段々値上がりしている」

原油からも精製されるLPガス。ここ数年値段は安定していたといいますが、イラン情勢の影響で1キロ180円だったものが4月からは200円に。2カ月連続で値上がる可能性があるといいます。ただ、ガソリンとは違い、LPガスには今回、国の補助金が入っていません。

ウイニングバルーンクラブ 今村辰之助代表(埼玉・加須市)
「燃料だけじゃなくて、気球を輸送する車のガソリンとか、いろんなものもかかりますので、ダイレクトに影響を受けていますね」

リゾートホテルでも…。

報告・神宮桃子ディレクター(栃木・那須町)
「こちら屋外プールなんですが、たくさんの子どもたちが遊んでいて、にぎわっています」

まだプールに入るには早すぎる季節ですが…。

訪れた人
「気持ちいい、あったかい」

実はこちら、温泉を使った水温30℃のプールです。水を温めるための重油の不足が深刻だといいます。

ホテルサンバレー 佐竹武也総務部部長(栃木・那須町)
「重油がなかなかいま業者からは入手困難ということで(連絡があり)、日々業者と交渉し毎日を繋いでいるような状況」

今年のゴールデンウィークは、16日間営業したかったところを10日間に短縮。

ホテルサンバレー 佐竹武也総務部部長(栃木・那須町)
「温浴施設をメインとして販売をしておりますので、お客様にご提供できないという状況は集客とか営業にかなり打撃」

さらにゴールデンウィーク以降の週末営業も、いったん休止することを決めました。今後について業者からは、去年より3割減らした量しか納品できないと通達が来ているといい、この先については不透明な状況だといいます。

ホテルサンバレー 佐竹武也総務部部長(栃木・那須町)
「(イラン情勢が)長引いたとしたら、3割削減さえも保証ができませんということですので、先行きが非常に不安」

外部リンク
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