
「イランが爆発物を装着したイルカの投入」を検討しているとアメリカメディアが報じました。イラン側はすぐに反論。この動き、どんな狙いがあるのでしょうか。
駐日イラン大使館が否定「ばかげた作り話」
「イルカ」がホルムズ海峡を巡り、にわかに注目されています。
カーネギー国際平和財団 アナリスト
カリム・サジャドプール氏
「ウォール・ストリート・ジャーナルはきょう、イランが自爆イルカのような手段を検討していると報じた。つまり機雷をつけたイルカでアメリカの船を攻撃すると」
機雷を装着したイルカでアメリカの海上封鎖への対抗を検討。CNNに出演したアナリストは、イランが追い詰められていることの一例だとしました。
一方、日本にあるイランの大使館。むしろ追い詰められているのはアメリカだとしました。
駐日イラン大使館
「馬鹿げた作り話に頼って自らの失敗をねじ曲げようとする。必死さのあらわれだ」
そもそも、イルカで攻撃なんてあり得るのでしょうか。
明海大学 小谷哲男教授
「アメリカとロシアについては、イルカを軍用に、これまで実際に使ったことが確認されている。これが必ずしも有効なものだとは判断されていない」
「軍用イルカ」の情報はイラン当局者の話として報じられています。
「20年ほど前だが、ロシアから軍用で使う目的で、イルカをイランが購入したことはあるようだが、その後軍用に使うためにイルカを飼育していたという話も表には出てきていませんので、これはイランによる情報戦の可能性を疑った方がいい」
米の発表受けイラン軍警告
ホルムズ海峡を巡っては、トランプ大統領が4日から立ち往生している船の脱出を支援すると表明しました。
「制限された水域を安全に通過し、自由かつ円滑にビジネスができるよう誘導する」
トランプ大統領は、世界各国からの協力要請があったと主張しましたが、以前は「海峡を利用する国が解決策を見つければいい」としていました。
小谷教授
「イランのホルムズ海峡の封鎖しているという状態を否定することで、アメリカの海上封鎖というカードをさらに強めようとしている。実際にアメリカ海軍が船舶を護衛するわけではないようです。関係各国・船会社・船舶の保険会社などと調整をしたうえで、アメリカ海軍が安全な航路を船に知らせるということのようです」
これに対しイラン軍は、海峡を通るにはイラン軍との調整が必要だとし、外国の軍、特にアメリカ軍が接近すれば激しく攻撃すると警告しています。
(2026年5月4日放送分より)
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